NHK宮城県のニュース　仙台放送局

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被災者支援を強化

東日本大震災から３か月になるのを前に宮城県の村井知事は１０日記者会見し「５０００人の行方がわからず多くの人が避難所での生活を余儀なくされている。しっかり被災者の生活再建に対応したい」と述べ避難所や仮設住宅で暮らす被災者支援を強化する考えを強調しました。
宮城県の村井知事は大震災から３か月を前に県庁で記者会見しました。
この中で村井知事は「依然、５０００人の行方がわからないほか、多くの人が避難所での生活を余儀なくされている。今後も関係機関とともにしっかり被災者の生活の再建などに対応する」と述べました。
また、村井知事は震災からの復興に向けた取り組みについて「県の復興計画の１次案では高台移転や津波の多重防御を提案しているが、これらを実現するには多額の費用がかかり、国の財政支援がなければ計画は『絵に描いたもち』になる」と述べ復興には国の財政支援が欠かせないという考えを強調しました。
さらに村井知事はみずからが提唱する「水産業復興特区」の創設に宮城県漁業協同組合が反発していることについて、「新たな取り組みは時に痛みを伴うことは避けられないが、今こそ大胆な改革を行えるチャンスなので理解を得られるよう丁寧に説明したい」と述べました。

06月10日　19時50分

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