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[28263] 魔法世界の王女
Name: miwa◆aebd629c ID:56d4f125
Date: 2011/06/09 14:29
 はじめに


 この作品はIFの世界を前提に書いています。

本編はいまだに未完ですかが、シリーズ最新刊の34巻までで判明した設定を軸として書いています
それ以降の展開については反映されないと思ってください。

この作品ではネギは「完全なる世界」との戦いに勝利して、魔法世界は救われたとして、その後、ネギたちが現実世界に戻ったとして書いています。
 
 あまりその辺を突っ込んで書けば、本編との内容の乖離が大きくなるので、そのあたりの設定については簡単に流すだけにしていますが。

 要するに、ネギが魔法世界から帰還した後、夏休みが終わり二学期に入り、ネギは麻帆良学園で教師を、明日菜たちその他のメンバーは麻帆良学園の生徒を再び行っていると、今後のストーリーをこちらが勝手に決めて書いていると考えてください。



用語解説
 

ゼフィリア王家第一王女・エレ・フィオナ・ゼフェリア
  金の髪と金の瞳をもつ少女、ネギと同い年の10歳。ネギの許婚を名乗る

ゼフィリア王国
 ネギの母親の故国オスティアの同盟国。魔法世界でも有力な国家の一つ

ゼフィリア王家
 オスティア王家の分家筋にあたり、代々姻戚関係を維持している。

アノマ
 エレのメイドたちの長。27歳

シス
  赤い髪で二十歳くらいの女性。エレのメイド

セレン
  栗色の髪と青い瞳で24.5歳の女性。エレのメイド

ミュレ
 エレのメイドで年齢は17歳

黒の騎士
 ゼフィリアの騎士らしいが正体は不明

サティン
  深紅の鎧衣をまとった騎士。エレの護衛役らしい

皇太子ウォーケン
 ゼフィリア王国の皇太子。エレの兄。



[28263] プロローグ
Name: miwa◆aebd629c ID:56d4f125
Date: 2011/06/09 14:31
プロローグ

 麻帆良学園ではたいていのことは珍しくもないが、さすがに甲冑をまとった騎士たちの一団が現れるというのは稀有な事であり、その場にいた者たちは圧倒された。

 ネギもそれは例外ではない。

 その場には、明日菜と木乃香それに、のどかや夕映もいた。

 時間は昼食時のカフェテリアである。

 白き翼のメンバーで、超包子にて気楽に食事でもしようかと、誰とも為しに口にだし

 そしてそこに最初に集まった、ネギと明日菜と木乃香そして、のどかと連れ立ってやってきた夕映もいた。

 そんなところに甲冑をまとった一団が現れて、ネギたちを取り囲んだのだから、さすがにあっけにとられてしまう。

 甲冑をまとった一団は綺麗に一列に並び、直立不動のまま、表情一つ変えずたちつくしている。

 それはかなり異様な光景であった。

 ましてやその集団の中から金色の長い髪の少女が進み出てくるなど、想像外のことである。

 さすがのネギも唖然とするが、しかし油断なく構えを崩さない。

 金色の髪の少女は近づいてくると、ネギをまっすぐ見つめた。

 彼女は近くで見ればアーニャより幼いことがわかる、ネギと年のころは同じくらいだった。

 金の髪は極上の絹糸のように軽やかで輝き、そして陳腐な表現だが白磁のような決め細やかな肌をもち、稀なる金色の瞳を持っていた。

「挨拶をしなければなるまいな。」

金の瞳の少女は恭しくネギに頭を下げる。

 それは非常に丁重で、専門の教育を受けた者だけが見せる、綺麗な挨拶だった。

 「妾の名は、ゼフィリア王家第一王女・エレ・フィオナ・ゼフェリア。ネギ・スプリングフィールド、そなたの許婚だ」

金の瞳の少女は顔を上げた。

 「・・・・え?」

少女の言葉にネギは固まった。

 彼女の言葉の意味が理解できなかったのだ。

 「よろしく頼むぞ、背の君(夫)」

少女はネギを無視するように尊大に、それでいて気品のあるレディの笑みをネギに向けた。



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