福島第1原発事故で「西側3カ国」がIAEA・天野事務局長の対応批判 「天野外し」か
IAEA(国際原子力機関)の天野之弥事務局長の福島第1原発事故への対応に不満を抱く「西側3カ国」が、「天野外し」を図っているとアメリカの一部のメディアが報じた。
アメリカの新聞ウォールストリート・ジャーナルは、9日までに原子力を担当する「西側3カ国」の高官が、IAEAが福島第1原発の事故について、正確で速やかな分析ができなかったと批判。
その理由として、天野氏が日本の外交官出身で、いまだ日本政府の影響下にあると懸念を示している。
このため、天野氏が出席できないようIAEAの定例理事会の期間中に、パリで原子力に関する閣僚級セミナーを開くなど、意図的な「天野外し」が行われていると報じている。
(06/10 17:11)