アメリカでは熱波の影響で北東部を中心に猛暑が続いており、首都ワシントンでは9日、最高気温が38度を超え、6月としては137年前の過去最高と並ぶ暑さとなりました。
アメリカでは、南西部から暖かい空気が流れ込んでいる影響で、今週、北東部を中心に記録的な猛暑となっています。首都ワシントンでも気温がぐんぐん上がり、9日午後4時には38度9分を記録しました。これは、6月としては137年前の1874年に観測した過去最高の気温に並ぶ暑さです。ホワイトハウス周辺では、厳しい日ざしの中、観光客らがパンフレットをうちわ代わりにしたり、水を買い求めたりして、暑さをしのいでいました。シカゴから観光に訪れたという男性は、「今すぐプールに飛び込みたい気分です。日陰を探しながら歩いています」と話していました。このほか、9日は、同じ北東部のニューアークで38度9分、ボルチモアでも37度8分を記録し、いずれも記録的な猛暑となっています。アメリカの気象当局によりますと、10日から徐々に暑さが和らぐところが出てくるということですが、なるべく屋外での活動を控えるよう呼びかけています。