【静岡】《茶況》 二番茶の値上がり続く 鹿児島県茶市場2011年6月5日 鹿児島県茶市場(鹿児島市)の二番茶取引で、2日から値上がりが続いている。茶の放射性セシウム検査で荒茶を規制対象にすることを政府が決めた時期と重なり、放射能問題が影響しているとみられる。 4日の1キロ当たり平均単価は1166円で前日比30円高。2、3、4日の3日間で計101円上昇した。例年は少しずつ値下がりする時期のため、買い手の引き合いの強さが目を引く。茶関係者は「荒茶が規制対象となり、影響が少ないとみられる鹿児島茶への関心が高まっている」とみている。 一方、静岡市葵区の茶問屋街にある静岡茶市場には4日、磐田豊田から県内産二番茶が初入荷した。鹿児島県産二番茶は頴娃(えい)、知覧、種子島が計約1万3000キロ上場。仕入れ意欲は積極派と慎重派に二極化しているという。頴娃、知覧は品質がわずかに下がり、価格も若干下がった。1000円台半ばから前半だった。 (松本利幸) 袋井・森 二番茶の摘採が近づき、農家は茶園管理に余念がない。 掛川・小笠 生産農家は二番茶に向け、防除など茶園管理をしている。 島田・金谷 県が行う二番茶の放射能物質検査による風評被害を懸念する茶商もいる。 川根 茶商は注文に応じて仕上げ、発送作業をこなしている。 牧之原 茶農家は二番茶の芽伸びに期待しているが、日照不足と低温を気に掛けている。 藤枝 産地問屋の中には自主的に放射能検査をしている店もある。 ▽鹿児島県茶市場(煎茶約14万キロ。キロ・円) 平均 1166 高値安値 2340 530 PR情報
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