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　「第３回ＡＫＢ総選挙開票速報」（９日、日本武道館）

　昨年４位の板野友美（１９）が無念の“神７落ち”した。４ランクダウンの８位という結果に、大粒の涙をこぼした。先月２５日に発表された開票速報でも８位となり、黄色信号がともっていたが、選挙期間中に巻き返すことはできなかった。

　ステージに上がると、気持ちを落ち着かせるように少し間を置いてから、まずは「投票してくれた方、本当にありがとうございます」と自身に届けられた５万４０３票に感謝。気丈に切り出したものの、その後は言葉が続かなかった。

　約３０秒間、沈黙してから、８位という現実としっかり向き合った。「一昨年の７位から、去年は４位になってすごくうれしくて。今年は８位ということで、順位は落ちてしまいましたが、つらいときも、うちわを振ってくれる方や、『ともちん、頑張って』と声を掛けてくれる方がいたので、皆さんで５年間、こうしてやってこられました」とまるで自分に言い聞かせるように、胸の内を語った。

　“おしゃれ番長”のニックネームで、ファッションリーダーとして同世代女性からの支持を集める。今年１月には、メンバーの先陣を切って、「Ｄｅａｒ　Ｊ」でソロデビューも果たした。８位に順位は下げたとはいえ、ＡＫＢに欠かせないヒロインの一人。「これからもＡＫＢ４８を愛して、頑張っていきたいと思います」と最後は前向きにあいさつし、“神７落ち”の悔しさは胸にしまい込んだ。