2011年6月10日12時1分
東京電力は10日、福島第一原発3号機の原子炉建屋内に線量調査で入った作業員9人が計画線量を超える被曝(ひばく)をしたと発表した。
東電によると、作業員9人は9日午前11時47分〜午後0時14分の約30分間、3号機の原子炉建屋内に入った。作業時の被曝量の目安「計画線量」を5ミリシーベルトに設定していたが、9人は、5.88〜7.96ミリシーベルトを被曝した。
計画線量は一回の作業であらかじめ定めておく被曝線量。作業内容によって被曝線量は異なる。今回の作業の目的は、水素爆発を防ぐための窒素封入に向けた線量や計器の点検だったという。