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【芸能・社会】

シビアな面もあるけれど… ファンとアイドルの絆感じる祭典

2011年6月10日 紙面から

 1位から40位の総投票数だけでも108万1332票という異常なほどの盛り上がりを見せた今年の総選挙。その投票権が付いたシングル「Everyday、カチューシャ」は、出荷が140万枚を突破した。

 推しメン(好きなメンバー)の順位を少しでも上げようと、CDを大量購入するファンが続出。これに対する批判の声も出る中、大島優子の“反論”が印象的だった。

 「第三者はいろんなことを言います。『ひとり一票じゃないか』『ひとりで何枚も買って本当に選挙といえるのか』。いろんなことをAKBの周りは言います。しかし、私たちにとって、票数はみなさんの愛です。この選抜に上がれなかったみんなにも愛という票数が入っています」

 少し乱暴ないい方をすれば、たかだかアイドルの人気投票。だがどうしてファンをひきつけ、彼女たちは愛を感じるのか。

 昨年の圏外から19位にランクインした横山由依は、感激のあまり腰が抜けそうになっていた。横山を応援してきたファンからしてみれば、こんなにうれしいリアクションはないだろう。一方で、150人のメンバーのうち、名前が呼ばれなかった110人の胸にも、悔しさとともに新たな目標が芽生えたはず。ファンにとっては彼女たちを応援し、成長を見守る行為としての投票。シビアな面はあるにせよ双方が絆を感じる祭典なのだろう。

 今年は福岡・博多を拠点とする姉妹ユニット「HKT48」の結成も発表された。AKBグループはさらに勢いを増すだろう。ファンとアイドルの絆が感じられる限り、来年の総選挙もヒートアップが確実だ。 (江川悠)

 

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