日本人宇宙飛行士の古川聡さんが、10日午前9時34分、ロシアの宇宙船「ソユーズ」から国際宇宙ステーションに乗り移り、およそ5か月間の長期滞在がスタートしました。
古川さんが乗り組んだ「ソユーズ」は、高度350キロの軌道を回る国際宇宙ステーションとのドッキングに向けて、10日午前4時ごろから自動操縦で最終の接近を始め、午前6時18分、ドッキングに成功しました。そして、午前9時34分にハッチが開けられ、古川さんとアメリカ人とロシア人の、3人の飛行士が宇宙ステーションに乗り移り、古川さんの長期滞在がスタートしました。古川さんはことし11月までおよそ5か月間、国際宇宙ステーションに長期滞在し、最後の打ち上げとなるスペースシャトルを来月、宇宙で出迎えるほか、科学実験や医師ならではの数多くの宇宙医学実験などに取り組むことになっています。宇宙に長期滞在する日本人は、若田光一さん、野口聡一さんに次いで、古川さんで3人目です。