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【プロ野球】おやじギャグさく裂 梨田監督「よう走ったね」2011年6月10日 紙面から
絶好調の投手陣に今度は打線が恩返しだ。日本ハムは2点を追う8回、集中打で一挙3点を奪って逆転勝ち。4連勝で貯金を今季最多の15とし、5年連続で交流戦勝ち越しを決めた。 チーム内の「投高打低」傾向に、打者陣が意地を見せた。8回、代打佐藤の右前打から3連打で1死満塁。まず魅せたのは糸井だ。バットを短く持ち、浅尾のフォークをとらえてセンターへ同点打。背中の張りから3試合ぶりに復帰した3番打者は「チャンスはあそこしかなかったし、良い投手から打てて良かった」と充実感を漂わせた。さらに1死二、三塁から4番中田の飛球は左中間へ。浅かったが、三塁走者の陽岱鋼は「後悔したくなかったし、レフトが(捕球するぞという)声を出したので勝負した」。捕球後の送球体勢も考えて思い切ってスタート、決勝点を足でもぎ取った。梨田監督から「よう(陽)走ったね」とダジャレも飛び出す好走塁だった。 交流戦に入り投手陣はプロ野球タイの52イニング連続無失点をマークするなど快進撃。最近10試合は9勝1敗と好調だったが、そのうち4試合が1−0勝利と打線の援護は決して十分ではなかった。しかしこの日は完全な負けムードを打撃陣がひっくり返す会心の1勝。投打がガッチリかみ合った戦いぶりで、首位ソフトバンクを追走する。 (臼杵秀之) PR情報
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