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【プロ野球】

巨人1101日ぶり借金4 タカに4戦全敗 ヤフードーム8連敗

2011年6月10日 紙面から

ソフトバンク−巨人 6回表の攻撃を前に円陣を組み厳しい表情を見せる小笠原(中央)ら=ヤフードームで(由木直子撮影)

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◆ソフトバンク2−0巨人

 チーム状態が悪いうえ、ミスを連発しては勝てるはずもない。巨人が、弱いチームの典型のような試合を演じ、今季5度目の零封負け。4連敗で、2008年6月3日以来1101日ぶりの借金4となった。

 最大の痛恨ミスは6回だ。2死一、二塁、打者・ラミレスの2球目に、二塁走者・坂本が好スタート。悠々セーフのタイミングで三塁に達した。しかし、一塁走者の小笠原が二塁で憤死。坂本からワンテンポ以上遅れたスタート。楽々アウトとなってしまったのだ。

 「一塁ランナーがしっかり準備できていたかどうか。あそこは100%アウトになってはいけない場面」。原監督は小笠原の走塁に首をかしげた。細かい作戦は口をつぐんだが、重盗のサインではなかったもよう。「隙を突くという計算の中で(坂本)勇人は走った。つられて走ったなら、そっちの方が問題」。慌てるような感じでスタートを切り、チャンスをつぶした小笠原に厳しい言葉を向けた。

 初回無死一塁では藤村がバント失敗し、最終的には遊直。8日に続き2夜連続で初回無死一塁で送りバントを決め損ねた。今季のこのカードは4戦全敗。6戦全敗に終わった06年のロッテ戦以来、2度目の交流戦“逆スイープ”の屈辱にまみれた。「ミスは出るが、今はそれが重くのしかかる。はね返すチームメートもなかなか出てこない」。08年からソフトバンク戦8連敗となったヤフードームに、原監督の嘆き節が響いた。

 試合後、高橋由、高橋信、亀井、鶴岡の昇格、加藤、実松、紺田、星野の降格が決定。大量4人の入れ替えでカンフル剤を打つが、果たして…。(井上洋一)

 

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