2011年6月10日2時4分
政府の地震調査委員会は9日、双葉断層(宮城県、福島県)と立川断層帯(埼玉県、東京都)、糸魚川―静岡構造線活断層帯の牛伏寺(ごふくじ)断層(長野県)について、将来の地震発生確率が高まる可能性がある、と発表した。
東日本大震災による地殻変動の影響で、国内の主要な断層帯で地震を起こしやすくなったかを推定した。ただ、具体的に何%上昇するかは算出できていない。
双葉断層は、宮城県亘理町から福島県南相馬市にある断層。予測では地震規模はマグニチュード(M)6.8〜7.5程度。M6.9の地震で、福島県沿岸部で震度6強以上の揺れが想定される。現段階で30年以内の地震発生確率は、ほぼ0%と予測されている。