鉱物採集の道具
ここでは私が鉱物採集の時に使っている道具などについて紹介させて頂きます。
鉱物採取暦の長い方達には「こんなもん常識だろ〜」と言われるかもしれませんが参考まで・・・
これといって特別珍しいものではありませんが・・・
【野外採集の道具】
【ピックハンマー】BULLOX 岩石を割って中の鉱物を探すために使います。 本当はエスティング社のハンマーが欲しいところですが、価格が1万円前後と高価なため中々買えません。 その点このピックハンマーは価格も安くハードな使用にも全く問題ありません。ホームセンターで手に入るというお手軽さも魅力です。 (価格:3600円) |
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【タガネ】チスタガネ、平タガネ 露頭、大きな岩石等を割り崩すために使います。 こちらも岩石、地質調査用のタガネが販売されていますが、工業用のタガネで十分です。 用途に応じて柄の長いものや短いものを使います。 |
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【ロックハンマー】 タガネを叩くときはこちらを使っています。 ピックハンマーだと反対側のピック部分が危ないので。 |
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【ゴーグル(安全眼鏡)】 ハンマーを岩石に当てた時に石の粉が目に飛び込んでくる場合がありますので、出来るだけ使うようにしています。 慣れた方には必要ないものだと思いますが。 これも工業用のプラスチック製の安価なものです。 極端にかさ張ることもなく、軽くて使いやすいです。 |
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【ルーペ/20倍】 屋外で岩石内の小さな鉱物を確認するために使います。 |
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【標本採集袋】 屋外から持ち帰る標本を入れる袋です。 様々なサイズの標本があると思いますので、色々と大きさの種類を用意してます。 新聞紙も使います。 |
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【デジタルカメラ】ニコンCoolPix950(211万画素) 現場、採集地の記録を残すために撮影するようにしてます。 HP作成にも必要ですよね。 デジカメは1000万画素の時代に突入しておりますが、記録程度の使用であれば200万画素で十分でしょう。 電源が単三電池使用なのも便利! (テレコンバータ・簡易望遠レンズ・PLフィルタ) |
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【鈴】 これはとっても重要です。 北海道の廃鉱、露頭探索には最も重要なアイテムと言えるかもしれません。 北海道の場合、鉱物が採集できる場所はほとんどが熊の生息地です。ブッシュの多い場所も沢山あるのでバッタリ出くわすようなことがあれば、まず命はありません。 鈴を装着して自分の存在を熊にアピールする必要があります。 |
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【ナタ・ナイフ】 持っておくと色々と便利です。 草むらの掻き分け、小枝払いなどに持ち歩いています。 熊と遭遇したときには最後の砦となろうか・・・ 当然ですが採集に出かける時意外は絶対に持ち歩きません。 警察に職質でも受けたら「銃刀法違反」で検挙されちゃいます。 |
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【虫除けスプレー】 こちらも一応、いつも持ち歩いています。 フィールドでは「蚊」も強敵です。 しっかり防除しないと後で大変なことになります。 |
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【薬品・包帯等】 野外の採集には危険もあります。 念のため薬や包帯は持ち歩くようにしています。 (スズメバチの大群に遭遇したこともあります。刺されずには済んだけど。) |
【屋内観察の道具】
【双眼実体顕微鏡】ニコンSMZ/ズーム変倍式 採集した標本を観察するために使用します。 新品はかなりの値段がしますが、中古品ですとお手軽ですね。 (接眼レンズ10× 倍率8〜40倍) |
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【双眼実体顕微鏡】ニコンOBJ.2X/固定倍率式 こちらはほとんど使っていませんが、可変ズーム式を購入する前に使っていました。 |
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【ファイバー光源装置】モリテックスMHF-M1001 実体顕微鏡用の光源装置です。 100Wタイプでファイバーも2本出しのため、左右から光源をあてられて、明るく観察することができます。 照射部の固定には試験管用のアームスタンドを使っています。 |
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【紫外線ライト】LEDライト付 鉱物の蛍光を調べるために使います。 しかし、これは某オクにて格安購入。 やはり値段の安いものでは限界が・・・ |
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【モース硬度計】UCHIDA 鉱物の判定に使う場合があります。 10種類の鉱物(硬度1〜10)がセットになっています。 実際にはほとんど使っておりませんが・・・ |
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【湿式電動研磨機】日立/GK21S2 鉱物の研磨、荒研に使います。 これで岩石薄片作れないかな〜? たぶん無理でしょうけど(笑) |
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【試薬品】希塩酸等 塩酸は炭酸基を含む鉱物の判定に有効。 最近では薬局で簡単には購入できなくなりましたね。 |