2011-04-05 Tue
百均で目に留まったトイレ洗剤を、つい買ってしまった。ネオナイス 500ml入り税込105円。
販売者だと思うが、ラベルにはフマキラー株式会社と書かれている。
これは何かというと、トイレの黄ばみや尿石汚れなどを酸の力で落とすという洗剤。
ラベルには「まぜるな危険」の文字が書かれている。
主成分は9.5%に希釈された塩酸と表面活性剤。
実はこれ、キンチョーのサンポールと殆ど同じ(表面活性剤の成分が違う)もの。
まあどちらも平たく言えば、塩酸を薄めた、泡立ちする液体。
サンポールの類似品で山崎産業のナイスというのがあって、
百均などで売られているという情報は以前から知ってはいたが、
近くの百均には塩酸系の洗剤は置いていなかったので、
それが品揃えされていたので気になった。
また、この製品はネオナイスという名称でフマキラーの製品。
山崎産業-ナイスのOEM商品だろうか?
実は以前、アルカリ性の生ごみの消臭に酸で中和するのが有効ではないかと、
実験の為にサンポールを購入して試したことがあった。
その実験は表面活性剤による泡立ちが災いしてうまくいかず中止したが、
サンポール以外の塩酸系など酸性製品を探していて、ナイスの存在を知っていた。
一番いいのは塩酸だが、日本の法律で濃度10%以上のは劇物に指定されている。
サンポールおよびナイスは、それを超えないよう9.5%に抑えているので、誰でも購入することができる。
ただ、洗剤としての用途の為、表面活性剤が入っていることがネックだった。
生ごみの悪臭成分の内、肉類からはアンモニア、魚類からはトリメチルアミンが発生する。
このどちらもアルカリ性なんで、酸を添加すれば中和して悪臭を抑えられるのではと思ったわけ。
サンマの塩焼きにレモン汁垂らして臭みを消すのと同じ。
トイレの洗剤として有効なのも、アンモニアに対しての中和効果もあるかもしれない。
ということで、これは洗剤としてトイレで使おうと思っていたのだが・・・
しまった!うちの1階のトイレはパナソニックのアラウーノやった。
殆どの洗剤が使えない、厄介な新素材だった!
勝手に自分でお掃除すると言いながら、洗浄が中途半端で余計に掃除の手間がかかるやつ。
やっぱりTOTOのネオレストにしとけばよかった。
ネオナイスの使い道が無くなってしまった...
電気メッキの電解液にするとか、錆取りに効果があるとか、ほかにも使い道がありそう。
後先考えずに、衝動で物を買わないようにしないといけませんね。
洗剤も、そして便器も。
同じ成分、同じ容量なのに105円。サンポールだと絶対ありえない値段。
にほんブログ村