2011年4月15日 19時34分 更新:4月15日 21時25分
岩手県の達増拓也知事は15日の定例記者会見で、東日本大震災復興構想会議の五百旗頭(いおきべ)真議長が提起した「震災復興税」構想について、岩手の物産品購入などを通じた支援を求めている立場から「普通、増税すれば消費が低下する」などと述べ、導入に批判的な考えを示した。
達増知事は、震災対策では思い切った財政金融政策が求められるとしたうえで、「復興税は緊縮型の財源調達」と指摘。「岩手の産物を買い、応援する余力をそがない増税があるなら可能性を検討すべきだろう。そがない予算の調達を考えてほしい」と述べた。【清藤天】