社会

下松市議会が上関原発計画「凍結」を可決
(山口県)
下松市議会は9日、上関原発計画の「凍結」を求める意見書を全会一致で可決した。下松市議会は開会した6月定例会に上関原発建設計画に関する意見書を議員提案した。下松市議会の意見書は安全性が確立されていない現在、上関原発をはじめ新設及び増設の計画をすべて「凍結」するよう県知事や内閣総理大臣に求めるものとなっている。上関原発に関する意見書をすでに可決した周南市議会では計画の「中止」を求めているのに対し下松市議会の意見書は「凍結」の表現を使っている。下松市議会には中国電力に勤務する議員もいるが採決では全会一致で可決している。中国電力に勤務する河内裕文市議は「今後、国の新たな基準に合致するものを作っていけば凍結が解けるかなと思い賛成した」と話している。ところで上関原発に関する意見書をめぐっては13日に開会する柳井市議会にも計画の中止を求める意見書が提案される予定で、今後、交付金の対象となっている上関町の周辺2市3町でも意見書をめぐる議論が活発化する見通しだ。〆
[ 6/9 19:47 山口放送]