東日本大震災:津波、過去最高9.3メートルだった

2011年4月13日 18時34分 更新:4月13日 18時43分

津波で水没した田んぼ=福島県相馬市で2011年3月12日、武市公孝撮影
津波で水没した田んぼ=福島県相馬市で2011年3月12日、武市公孝撮影

 気象庁は13日、東日本大震災で発生した津波で、福島県相馬市の観測所の巨大津波計で3月11日午後3時51分に9.3メートルの津波を観測していたことが分かったと発表した。観測所の記録ではこれまで、岩手県宮古市の8.5メートルが最高値だった。同庁が観測した津波の高さの値としては過去最高となる。

 相馬市の巨大津波計は3月11日午後3時50分、7.3メートルの津波を観測した直後にデータの伝送が止まり、その後の津波高は不明だった。気象庁職員が4月6日、海中に残っていたセンサーを回収、分析したところ、3月11日午後4時15分までの記録が判明した。その後さらに高い津波が到達した恐れもあるが、記録は残っていないという。【飯田和樹】

top
文字サイズ変更
このエントリーをはてなブックマークに追加
Check
この記事を印刷

PR情報

スポンサーサイト検索

アーカイブ一覧

 

おすすめ情報

注目ブランド