福島第1原発:汚染水放出に中国首相が懸念

2011年4月13日 17時59分

 枝野幸男官房長官は13日の記者会見で、菅直人首相が12日に中国の温家宝首相と電話した際、温首相が東電福島第1原発から放射性物質に汚染された水が海へ放出された問題に関し懸念を表明したことを明らかにした。菅首相は「今後、より迅速かつ正確に情報提供を行っていく」と説明したという。

 12日の電話協議後、外務省は汚染水をめぐるやり取りは公表せず、原発事故について温首相が「効果的に抑制し、必要な情報を提供するよう求めたい」と語ったことに触れただけだった。中国側の発表が報道され、枝野氏は「温首相から関心の表明があったことは間違いない」と認めた。【影山哲也】

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