東日本大震災:仙台空港、旅客便の運航再開

2011年4月13日 11時4分 更新:4月13日 15時21分

羽田から到着した一番機から降りる乗客ら=宮城県名取市の仙台空港で2011年4月13日午前8時7分、手塚耕一郎撮影
羽田から到着した一番機から降りる乗客ら=宮城県名取市の仙台空港で2011年4月13日午前8時7分、手塚耕一郎撮影

 東日本大震災で滑走路水没などの被害を受けた仙台空港(宮城県名取市)が13日、旅客便の運航を再開した。20日まで羽田と伊丹の2空港から1日6便(6往復)を運航する。

 午前8時すぎ、羽田発の日本航空4721便がほぼ満席の121人を乗せて到着。千葉県市川市の次女宅に避難し、約1カ月ぶりに戻った仙台市泉区の無職、佐藤松雄さん(69)は「上空から見ると沿岸部がまっさらになっていて、ひどい状況だった。空港の再開は復興のきっかけになると思う」と話した。

 滑走路上を米軍などが片づけ、救援物資などを運ぶ自衛隊機や米軍機に限って離着陸していた。旅客ターミナルビルは1階到着口が出発口も兼ねている状態で、9月までに完全復旧を目指す。21日以降の運航予定は未定。

 運営する仙台空港ビルの伊藤克彦社長(60)は「復旧のスピードを上げて、皆さまを勇気づけたい」。4721便の大川博之機長(44)は「われわれも頑張るので、東北の方も頑張ってほしい」と話した。【遠藤浩二】

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