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福島第一原発 汚染水処理に10か月必要

2011年06月09日 20:26

 福島第一原発に溜まり続ける汚染水を処理する除染装置が今月中旬から稼動する見込みですが、東京電力はきょう、すべての汚染水を処理するのに10か月ほどかかるとの見通しを示しました。
 第一原発のそれぞれのタービン建屋などに溜まる汚染水は、先月末で10万トンあまりとなっています。
 東京電力では、今月末にはさらに15万トン増えるとみていて、25日ごろにも汚染水があふれ出すおそれがあります。
 このため、東京電力は、この汚染水を処理して原子炉の冷却水に再利用する計画で、浄化装置は、今月15日の稼動を目指して設置作業が続けられています。
 この装置の処理能力は一日1200トンで、放射性物質の濃度を100万分の1まで減らすことができるということです。
 東京電力では、6月末までに溜まると見込んでいる25万トンの汚染水を処理するには、およそ300日、10か月程度かかるとしています。

 

南相馬市、伊達市の一部地域 新たな避難指示も念頭に検討

2011年06月09日 20:25

 原発の事故を受けた避難区域について、政府が、新たな避難指示も念頭に検討していることが明らかになりました。
 「計画的避難区域」以外で放射線量が高くなっている南相馬市と伊達市の一部地域について、福山官房副長官はきょう、避難指示を出す事も視野に検討している事を明らかにしました。
 福山副長官は、「住民の健康を考え、より安全な保守的な形で対応していきたい」とした上で、「なるべく早く結論を出したい」と強調しました。

 

めざせ日本一 猪苗代湖の水質を独自調査

2011年06月09日 20:24

 水質の悪化が心配される猪苗代湖で、地元の住民グループが、独自の水質調査を行いました。
 白鳥浜や湖に流れ込む長瀬川など17か所で調査したのは、「猪苗代湖の自然を守る会」です。
 今回は、水の酸性度や透明度に加え、初めて環境放射線の測定も行いました。
 猪苗代湖は、2002年度から4年連続で日本一の水質を誇っていましたが、汚れの一種=大腸菌群の数が環境基準を超え、去年は『ランク外』になりました。
 水質悪化の原因の一つとして、源流の酸性度が弱まっているのではとみられていましたが、きょうの調査では、川の水が強い酸性であることが確認されました。
 調査結果は、県などにも報告されます。

 

郡山市でブロッコリー販売 出荷、摂取制限を知りながら…

2011年06月09日 20:23

 二本松市の農業団体が、出荷や食べるのが制限されていた農産物を郡山市で販売していたことが分かりました。
 野菜を卸した生産者は「制限の対象となっているのを知っていたが、売りたかった」と話しています。
 出荷や食べるのを制限されていた農産物であったにも関わらず販売されたのは、伊達市霊山町のブロッコリーです。
 二本松市の農業関連の事業組合「ゆいまある」は、今月4日に、伊達市霊山町の農業生産法人「霊山天味園」から仕入れたブロッコリー40個を、郡山市で5日に開かれた特産品を販売するイベント「まざっせアーケット」で販売しました。
 「ゆいまある」がブロッコリーを販売したことを掲載したブログを読んだ人からの指摘で発覚しました。
 ゆいまあるは、出荷制限に気づいていなかったと話していて、ブロッコリーを卸した「霊山天味園」は、「制限の対象だということを知っていたが、売りたかった」と話しているということです。
 伊達市産のブロッコリーは、3月23日から出荷・摂取が制限されています。

 

放射能汚染の災害廃棄物 最終埋め立ては県内か…

2011年06月09日 20:12

 放射能で汚染された災害廃棄物は他の県には持ち出せないとして、国は、県内での埋め立てを検討していることがわかりました。
 これは、県庁を訪れた環境省の南川秀樹事務次官が明らかにしたものです。
*環境省・南川秀樹事務次官インタビュー
「国策でやってきて協力してきたのにまた県内かという議論はわかるが、県内に散らばった放射性の廃棄物の燃えかすを他の県が受け入れるかというと、それは非常に考えずらいと思う」
 放射能に汚染された災害廃棄物の処分については、除去フィルターを設置した焼却施設で燃やし、焼却灰や燃えカスは、当面、密封して管理型の処分場に一時的に保管する処分方法を示しました。
 最終的には埋め立て処分場を確保しなければなりませんが、他の県での受け入れは難しく、県内で処分することになるとの見通しです。
 南川事務次官と会った佐藤知事は、「福島県内に原発の最終処分場は作らないと宣言している。受け入れられない」と伝えたということです。
 国は、今月19日の検討会議で処分法を取りまとめる考えです。

 

避難住民の生活のために 相馬市の仮設住宅に仮設商店街

2011年06月09日 20:11

 相馬市は、仮設住宅に入る人たちのために、同じ敷地内に商店や市の臨時窓口などを集めた仮設の商店街を作る事を決めました。
 相馬市では、相馬市大野台の仮設住宅に、商店や銀行のATM、市の臨時窓口などを集めた仮設商店街を作る事で調整を進めていて、きのう、土地の所有者に対して、敷地内で商店の営業などが出来るように新たな借用申請を出しました。
 大野台の仮設住宅には、相馬市だけでなく南相馬市や飯舘村などから、最終的には1000戸、およそ2000人が入居して生活する予定ですが、近くに商店が少ないことから、仮設の商店街が完成すると入居者の利便性が向上するということです。
 商店街には被災した商店なども出店を希望しているという事ですが、相馬市では来週末には避難所を閉鎖する事にしており、早い時期に工事に入りたいとしています。

 

郡山市の小学校 汚染表土の埋め込み

2011年06月09日 11:58

 郡山市では、きょうから、小中学校の校庭などから削り取った放射性物質を含む土を、校庭に穴を掘り埋める仮置きの作業を始めました。
 郡山市の朝日が丘小学校では、けさ9時すぎから校庭に重機が入り、作業が始まりました。
 作業は校庭の一角に1.5メートルほどの穴を掘り、放射性物質が漏れ出さないよう、ゴム製のシートにポリエステルのシートを重ねた中に土を入れるということです。
*郡山市教育委員会・野崎弘志課長インタビュー
「地上の仮置きではなく、地中に仮置きして、上に土を被せておくのが、今考えられる最良の方法です」
 土を剥ぎ取るなどの対策をした後も、多くの小学校が児童の屋外活動を取りやめており、郡山市では、最終処分の方法について国に早急な対応を求めています。

 

被ばく低減対策 県が国に要請

2011年06月09日 11:57

 県は、側溝の泥の処理法など、被ばく低減対策ともなる具体的な方法を国に示すよう要請しました。
 原子力安全委員会が、今月3日、福島県内の被ばく低減対策の必要性を示したことから、県はきのう、国に対し、具体的な対策を示すよう要請しました。
 その中では、住民が不必要に接近すべきでない線量の基準や、側溝に溜まった泥や落ち葉の回収方法を示すよう求めています。
 側溝の泥などは、放射線量が高い恐れがあるとして清掃の自粛を求める自治体が多い中、県には県民からの多くの電話相談が寄せられていて、最終的な処理対策を具体的に示すよう国に求めています。

 

南相馬の中学教諭 酒気帯び運転で逮捕

2011年06月09日 11:54

 昨夜、会津若松市で、南相馬市の中学校の教諭が酒を飲んで車を運転し、現行犯逮捕されました。
 酒気帯び運転の疑いで逮捕されたのは、南相馬市立原町第一中学校の教諭で、現在は、原発事故の影響で避難した生徒のため、会津美里町の中学校で教えている、齋藤頌容疑者24歳です。
 警察の調べによりますと、齋藤容疑者は、昨夜10時半ごろ、会津若松市山鹿町の市道の交差点で、乗用車と出合頭に衝突する事故を起こし、乗用車の女性が軽いケガをしました。
 駆けつけた警察官が検査したところ、酒気帯びが発覚たもので、齋藤容疑者は容疑を認めているということです。