高橋尚子さん、ＧＫ川島らが仙台の児童と交流

　スポーツを通じて東日本大震災の被災者を励ます支援活動で、シドニー五輪女子マラソン金メダルの高橋尚子さんやサッカー日本代表ＧＫの川島永嗣＝リールセ＝らが９日、仙台市の東宮城野小学校を訪問し、約２４０人の児童と交流した。

　児童は「日本はいま、ひとつのチームになる」と書かれたＴシャツを贈られ、校庭で歓声を上げながら鬼ごっこをして汗を流した。最後は全員が輪になって手をつなぎ、高橋さんが「人は１人じゃなく、つらい時は必ず誰かが助けてくれる。みんなと手をつないだこの日を思い出してください」と呼び掛けた。

　津波で校舎が被害を受けた仙台市の荒浜小学校から来た６年女児は「大勢で鬼ごっこをして、みんなも楽しそうで良かった」と語り、川島は「子どもたちが笑顔になってくれてうれしかった」と話した。