菅総理大臣は、8日夜、東京都内で、民主党の当選1回の衆議院議員の会合に出席し、いわゆる大連立について、期限を区切ると衆議院の解散が前提になるとして反対し、次の総理大臣は、衆議院議員の任期の残りの2年をかけて、大震災の復旧・復興に当たってほしいという考えを示しました。
菅総理大臣は8日夜、東京都内で、民主党の当選1回の衆議院議員20人近くが参加した会合に出席しました。これに出席した大西健介議員と宮崎岳志議員によりますと、会合の中で、菅総理大臣は、いわゆる「大連立」について、「衆議院の解散を約束して、大連立をするのはだめだ」と述べるとともに、次の総理大臣について、「東日本大震災からの復旧・復興のために、衆議院の任期をかけて、できれば2年、しっかりやってもらいたい」と述べたということです。また、菅総理大臣は、みずからの退陣時期に関連して「一日でも長くやりたいという気持ちは、全然ない。むしろ、せいせいするくらいだ」などと心境を述べたということです。