東京 熱中症で救急搬送相次ぐ
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東京 熱中症で救急搬送相次ぐ

6月8日 17時37分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

東京では、今月5日までの1週間で14人が熱中症で救急搬送されていたことが分かりました。東京消防庁は、東日本大震災の影響で節電に取り組む場合でも、必要な熱中症対策は行うよう呼びかけています。

東京消防庁によりますと、今月4日、世田谷区で10代の少年が、サッカーの練習をしたあと熱中症になって搬送されたほか、先月31日には、豊島区で農作業を終えて車を運転していた70台の男性が搬送されました。東京では、今月5日までの1週間に熱中症で救急搬送された人は14人に上り、全国の都道府県で最も多くなっています。患者の年齢は10代から80代までさまざまで、屋内で熱中症になった人もいて、重症の患者も3人いました。東京では、去年の猛暑で熱中症の患者が相次ぎましたが、東京消防庁で分析したところ、熱中症で搬送される人は、気温が26度になると増え方が顕著になり、28度を超えると急増する傾向があることが分かりました。ことしの夏は、東日本大震災の影響で節電の取り組みが広がっていますが、東京消防庁では、節電する場合でも、部屋の温度をチェックして、28度を超える前に冷房のスイッチを入れるなど、必要な熱中症対策は行うよう呼びかけています。また、暑さで体調が悪くなって体温が上がったり、暑いのに汗が出なかったりした場合には、早く医療機関で受診するよう呼びかけています。