全国農業協同組合中央会(JA全中)は9日、、東日本大震災から農業を復興させるため、すべての被災農地を一時国有化することなどを求める提言を発表した。被災地の農業を支える担い手のもとに農地を集めて大規模化することも打ち出した。
JA全中の茂木守会長は同日、農林水産省に鹿野道彦農相を訪ね、政府が検討中の2011年度第2次補正予算案に提言を反映させるよう要請。茂木会長がメンバーを務める政府の「食と農林漁業の再生実現会議」でも提言の実現を訴える。
JA全中が復興策を提言したのは4月に続き2回目。国が買い上げた被災農地を復旧させた上で、農家に貸し出すよう要望。