単身赴任先を慌てて出てジーンズを忘れ、ユニフォームのまま米国某都市、
そして成田へと行ったのはいいが、ユニフォームはアンカンファタブル。

実家に紺のヘリーンボーンのスーツを置いてあったから、そのパンツだけ利用。
紺のパンツは夏物のポロシャツとか、なんか合わない。相性が悪い。
だが仕方ないのでそれを使ってBKKに行った。昼間は短パンでいいが、
飛行機に乗るのに短パンは行儀が悪い。

紺のパンツはもう嫌だということで、いつもの仕立て屋に行って
急遽、カーキーのパンツを作ってもらう。今回は8時間仕上げ。
いらぬ出費となってしまった。

午後7時に出来上がっているはずのオーダーメイドのパンツをピックアップしに行く。
だが行ってみるとまだ出来ていない。
「9時にまた来て下さい」とぬかしよったので
「8時までに出来なきゃ今回はキャンセル」とクギを刺し
キングスマッサージに行って時間を潰すことにした。

90分のタイ古式マッサージ。で、仕立て屋に9時ちょっと前に戻った。
パンツは出来ていた。
「8時に工場に取りに行きました」と仕立て屋のおっさん。
珍しいじゃないか。
いつもは8時と言えば9時になるし9時といわれて9時に行けば10時になるから
「8時までに出来なきゃキャンセル」と言って9時に行った。

さて、腹が減ったので晩御飯。
すぐに食べたかったから仕立て屋と同じ建物の中にある
「光」(ひかる)というタイ人経営のジャパニーズに行った。
いらぬ出費のあとだったので日本のどっかの団体のトップレスラーの
海外遠征の食事を見習ってチープにいくことにした。

Hikaru


オーダーしたのはカレーライス。100バーツだから300円弱。
でエビフライ(30バーツ)と目玉焼き(10バーツ)をトッピングで加えた。
水がたしか20バーツでトータル450円ぐらい。
カレーは家庭で作ったような味でまあまあ。悪くないと思った。

翌朝水曜日は午前2時半のWake up call。
実際は2時20分に自然に目が覚めた。

シャワーを浴びて2時50分にチェックアウト。
雨の中タクシーでスワナブーン国際空港へ。

すぐにビジネスクラスがもらえ、優先レーンで出国。
そしてラウンジへ。いくつかの航空会社が共同で使っているCIPラウンジ。

BKK CIP Lounge02
BKK CIP Lounge


コカコーラゼロを飲み、サンドイッチやフルーツ、コーンスープなど食す。
私の勤務する航空会社のラウンジは全面禁煙なんだが
ここには洒落た喫煙室があった。このご時勢の中、有難い事だ。

BKK CIP Lounge04


バンコク〜成田の6時間半はほとんど寝ていた。
ラウンジで軽く食べていたので機内食もイージーに
シリアルをチョイス。いつも思うがアメリカ人はシリアルが大好き。
他にオムレツだのチャイニーズだのもあるのに
アメリカ人のシリアルをチョイスする人が多いのには驚く。
日本で育った私にはいまだにシリアルをワンミールとして
受け入れられないでいる。まあ軽く食べたい時の選択肢としてはアリなわけだが。

で、成田に到着。
あいにく単身赴任先への直行便がキツキツ。
年6枚の「優先パス」を使えば乗れることを
知り合いのスーパーバイザー(成田勤務)が教えてくれたが
どうやら故障したシートでリクライニングしないとのこと。
手動で倒せば倒れるがかなり面倒なのでパス。

ビジネスクラスの空席が多く優先パスを使わずに乗れる
米国某都市への便に乗ることにした。

時間に少し余裕があったので成田でもラウンジに行った。
ウーロン茶を飲み、巻き寿司を頂く。
チャイニーズスープも美味。


NRT Lounge


ラウンジで食事が最高なのは香港にある
キャセイパシフィックのファーストクラスラウンジと
シンガポールにあるシンガポール航空ファーストクラスラウンジ。
この2つが双璧だと思う。

ビジネスクラスではソウル仁川の大韓航空のビジネスクラスラウンジは
ハイアットリージェンシー提供の軽食が美味。
ヨーロッパ系ではヴァージン アトランティック航空のラウンジがいい。
米系では私の勤務する某社のラウンジも以前と比べて格段によくなった。


離陸前、いつものように日本人のFAが食事の希望を聞きに来た。
「あれば和食でなければ第二希望として舌平目のムニエル」と伝えたが
どうやら和食は売り切れになりそうとのこと。

「今日は魚だ」と思った私は、珍しく白ワインを注文。
隣に座ったテキサス州オースチンに住むビジネスマンが
「こないだ呑んだけど、このワインなかなかいけるよ」
と薦めてくれたのである。
フレンチの白だったが、何故か私の好きな
ケンダル・ジャクソンのシャルドネに味が似ていた。
旨い!!

French White


ところが食事時間になり和食が出てきた。何かの間違いじゃないかと思い、
食事を持ってきたアメリカ人FAに確認をお願いする。

確認後「大丈夫です」といって笑顔で戻ってきたFA。
和食が欲しい場合の打率は3割といったところなので
ラッキーだった。

で「一の膳」。


Ichinozen


「二の膳」

Ninozen


そして最後はデザート。
いつもと同じ。
バニラアイスクリームにチョコレートをかけてもらい、
ホイップクリーム、そしてナッツ。
うまかとよ。

umaka


隣のビジネスマンが話好きの人だったこともあって約12時間あった飛行時間のうち
寝たのは6時間ほど。まあ読書も1時間ほどしたけど。

某都市に到着後、1時間半ほどで乗り継ぎ便。
これもスムーズに乗れて目出度く単身赴任先に戻ってきた。

さて明日から3日間勤務。
時差ぼけはあるのかな?
寝て、目が覚めるまでわからない。