2011年 6月 9日
新香川県立中央病院 工事中断へ
東日本大震災を受け香川県は高松市朝日町で建設を進めていた新しい県立中央病院について工事を一時中断することを明らかにしました。これは9日開かれた香川県議会の総合防災対策特別委員会で県側が明らかにしたものです。県によりますと東日本大震災を受け、新しい中央病院の防災対策を見直している検討会議が結論を出す今年8月ごろまで工事を一時中断することにしています。新しい中央病院の建物は震度6強まで耐えられる構造になっていますが、専門家などから震災発生時に周囲の道路の液状化などで病院の孤立化を懸念する声があがっていました。新しい中央病院は今年3月に着工し、2013年度に開院する予定でしたが、工事の中断により開院スケジュールは遅れることになりそうです。

監禁致死事件受け県が臨時の対策会議
岡山市で高校生の娘を浴室に監禁し死亡させたとして先月、母親が逮捕された事件を受け、岡山県は緊急の対策会議を開き虐待防止のための取り組みなどについて話し合いました。会議には県や警察の担当者、児童相談所の所長など19人が出席し、虐待が疑われる家庭への介入の仕方などについて話し合いました。岡山市では障害のある長女を浴室に裸で監禁し死亡させたとして、先月、母親が逮捕されていて、岡山市の児童相談所が虐待の疑いを把握していながら、強制的な立ち入りや一時保護などを行っていなかったことが分かっています。会議では事件について出席者から「母親に対し育児についての支援が足りなかったのではないか」などの意見が出たということです。県では今月29日に、医師や大学教授なども交えた対策会議を開き、虐待防止のため関係機関の連携強化を図ることにしています。

なでしこ選出のベル選手激励会
ドイツで開かれる女子サッカーのワールドカップ日本代表に選ばれた岡山湯郷ベルの選手を激励する会が地元美作市役所で開かれました。日本代表「なでしこジャパン」に岡山湯郷ベルから選ばれたのはMFの宮間あや選手とGKの福元美穂選手の2人で、宮間選手は3回目、福元選手は2回目のワールドカップ代表入りです。激励会では美作市の安東市長らから花束が贈られ、2人は大会での健闘を誓っていました。大会は今月26日に開幕。なでしこジャパンは27日、予選リーグ初戦でニュージーランドと対戦します。

園児がラベンダー摘み
ラベンダー畑に子供たちの歓声が響きました。岡山市の幼稚園の園児たちがラベンダーの花摘みに挑戦しました。岡山市の浦安総合公園。ラベンダー畑に招待されたのは近くの幼稚園に通う園児とその保護者たちです。花の刈り取り作業を前に子供たちに花の摘み取りを体験してもらおうと毎年、岡山市が招待しているもので、子供たちはハサミを使って思い思いに花を摘み、香りを楽しんでいました。30分もすると子供たちの持っていた袋はラベンダーの花でいっぱいに。摘み取った花は幼稚園に持ち帰り、ポプリを作って楽しむということです。