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【サッカー】

U−22日本代表 湘南に大勝 原口、1ゴール2アシスト

2011年6月9日 紙面から

湘南との練習試合で、後半30分にドリブル突破からシュートを決めたU−22代表MF原口(右)

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 ロンドン五輪アジア2次予選のクウェート戦(19、23日)を控えるU−22日本代表候補は8日、横浜市内でJ2湘南と練習試合を行い、5−0で大勝した。10日のメンバー発表前最後の選考試合で、後半から登場したFW原口元気(浦和)が不慣れなトップ下で1得点2アシストの活躍。関塚監督からも高い評価を受け、一足早く当確ランプを点灯させるとともに、攻撃のジョーカーに急浮上した。

 主戦場は従来のサイドから中央へ。それでも、魅力は陰るどころか、光り輝いた。試合後、「トップ下は今日が最後じゃないですか?」。原口は冗談交じりにはにかみながらも、実戦で体感した手応えの言葉を並べた。

 「シュートも打ちやすいし、右にも左にも行ける。やれと言われればやれますね。慣れてくれば、トップ下もやりやすいと思う」

 後半12分、FW大津との好連係で敵陣右サイドを突破すると、大迫のヘッド弾をおぜん立て。同25分にも再び右サイドを破り、大迫のゴールをアシストした。所属する浦和では左サイドのタッチラインを背負ってプレーしているが、関塚監督から与えられた「自由」を謳歌(おうか)するように前後左右、制限なく自在に動いた。ボールを引き出すと、得意のドリブルで独壇場。鋭い突破力に加え、周囲との連係から絶好機をつくり出す新たな可能性を披露した。

 同代表ではMF東(大宮)がトップ下の筆頭候補。18人という少数精鋭で臨むこともあり、高レベルでサイドも兼務できる原口の躍進は心強い。関塚監督は「東とは違ったトップ下の形を見せてくれた」と満足げだった。

 後半30分には敵陣でボールを奪うと、そのままドリブルで湘南DF2人をヒラリとかわして右足でズドン。上々の試運転。原口は「まだJリーグもある。しっかり準備したい」。謙虚な言葉にも、確かな自信がにじんでいた。 (松岡祐司)

 

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