茨城県地域情報紙「常陽リビング」
常陽リビングホームページ
レーベンリヴァーレつくばプリズムレジデンス|タカラレーベンの新築分譲マンション

現在位置 : トップ > 常陽リビングニュース

2008年9月10日(水)

シリーズ : 読んで役立つ防災ふぁいる(2)

忘れがちな災害の備え&心構えをサバメシで



本業は地すべりの研究で、サバメシの活動はボランティア

上下4つの空気穴が開いたコンロ(下段)に燃料になる短冊状の牛乳パックを一本ずつ入れていく。約25分で炊き上がるが口に入るまで忍耐も必要

災害時に一番大切なのは「自分と家族の命を守る=生き延びる」ことだが、いざとなれば誰かが何とかしてくれる-と安易に考えていませんか。

そんな意識を少しでも日ごろの「防災」に向けてもらおうと、防災科学技術研究所(つくば市)の内山庄一郎さんが考案したのが「サバイバルメシタキ術」、略してサバメシ。アルミ缶と牛乳パックがあればどこでもご飯が炊けるサバイバル(生き残る)の知恵。

内山さんは、まず防災教本にあったアルミ缶での炊飯法を試したが、すべて失敗。それならばと誰でもおいしく炊ける方法を模索すること100回以上、アルミ缶の強度を保ちながら自然と火が燃える空気穴のサイズを確立したことで電子ジャーと変わらぬ味のごはんを炊き上げた。防災イベントなどで紹介するとじわじわと注目を集め、今では全国で講習会を開いている。

「でもアルミ缶と牛乳パックは災害時に実用的なものではありませんから、普段から備えるのは現実的ではありません。むしろ事前に準備するなら断然カセットコンロとアルファ米ですよ」と内山さん。

サバメシを作って日ごろの備えに対する意識付けと、「災害時は知恵と工夫で生き延びろ」というメッセージを伝えていく。


取材協力/防災科学技術研究所・内山庄一郎さん

ご近所の防災取り組みやご家庭での防災の知恵を募集しています!
〒300-0832 茨城県土浦市桜ケ丘町7-10 常陽リビング「防災ふぁいる」係 までお送り下さい。

 

関連サイト

 

 



「常陽リビングニュース」最新の主なトピック

 

Ads by Google

 

筑波国際アカデミー

記事検索
茨城県南地域の最新トピック
トップページ
イベント関連記事
グルメ関連記事
美容関連記事
スクール関連記事
ハウジング関連記事
常陽リビング1面記事
くらしの情報
バックナンバー

注目の記事
水戸市にある三越家具では、「多少傷があっても安い家具がいい」という来店者の要望から、このほど「倉庫キズ物展示場」を同店裏にオープンした。
お菓子の久月土浦桜ケ丘店では、「黒糖かりんとう饅頭」の揚げたて販売を4月から開始した。