2011年06月08日

話半分のメディア

疲れが溜まってい。
活きが下がっているときはいい記事は書けない。
だかあら短めにまとめておく。

新聞には、「民主、来月上旬代表戦も」などいう見出しが躍っている。
民主党の安住国対委員長が自民党の逢沢一郎国対委員長と会談し、
民主党の代表戦を「7月上旬を想定している」と述べたり、
「我々若い世代がやっていく形に変えるべきだ」などと言っている。
前原誠治も同じようなことを言っていた。

みんな気づいているかどうか分からないが、
今回の菅降ろしで最も活動したのはあくまでも小沢派である。

だが、菅が退陣を明らかにするまで、
マスコミは菅を擁護し、小沢の行動を非難してきた。

ところが、いったん菅が辞めると口にした途端、
今度はマスコミによる菅降しが始まった。
終いには、菅には統治能力がなかったとまで書いてある。

つい1週間前までは菅を擁護し、
小沢の抵抗で菅退陣の流れが固まると、
マスコミと民主の菅陣営にいた連中が菅降ろしを開始する。

つまり、菅に対して面と向かっては言わず、
小沢に菅を正面から斬らせておいて、
今度は自分たちが菅の背中やわき腹を刺しているのである。

これでは菅も「俺は辞めない」と開き直ることもあるだろう。
そのために菅の花道を何とかつけて、
自分たちが政権を握ろうとしているわけだが、

小沢をスケープゴートに使い、
さも自分たちは国民のためというような顔をしている連中、
それが今の民主党の幹部たちである。

こんな奴らに政権を任せいては、
日本は落ち目の三太郎である。

坂道を転げ落ちている日本国を、
体を張って止める人間が総理大臣となるべきだ。

前原や玄葉など、
答弁に出るにもカッコばかりつけ、
答弁にはまったく誠意のない人間が総理大臣になったところで日本は良くならない。

マスコミは前原だ、いや枝野だと言っているが、
「若ければ良い」というものではない。
年をとっていても、菅のような人材ではどうしようもないが。

年齢に関係なく、人気や知名度に関係なく、
思慮ある人物に国政を委ねるときであるはずだ。

新聞やテレビ局の「宣伝」に踊らされてはならない。
話半分に聞いておくことだ。

「名選手、名監督ならず」ということわざもある。
菅がそのもっともいい例だったはずだ。
Posted by tanpopo at 20:21  | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月07日

菅政府、あざといペテン集団 

朝刊1面の大見出しは「1号機、5時間後に炉心溶融」となっている。
発表したのは政府原子力安全・保安員。

政府原子力安全保安員は長い間、
東電が核燃料の損傷は70%と言っていたにも関わらず、
核燃料の損傷は3%程度と主張していた。
メルトダウンを認めたのは1ヶ月以上経ってからのこと。

だが、原子力の世界では、
冷却系統が停止した場合、
数時間後に核燃料がメルトダウンに至る事は常識、
確認済みのことだ。

であるのに菅政府はメルトダウンに至っていないと隠し続けた。
その間、何も知らない国民はたいへんな危険が迫っている事、
そして地震直後から放射能が飛び散っていたことを知らなかった。

昨晩は眠たくて、なぜ今頃になって発表したか真意を測りかねていたが、
朝刊を読んですぐに理由が分かった。

今月末にIAEAの閣僚級会議がウイーンで開かれる。
そこには閣僚だけではなく、
世界中から原子力の専門家たちがやってくる。

原子力について何も知らない日本国民であれば騙し通せるが、
原子力の専門家たちを騙すことは絶対に不可能だ。

それで今頃になって事実を発表した。

つまり菅政権の閣僚(海江田?)や出席者(斑目?)が質問に困らないためである。

皆さん、このような菅政権の人間たち、
菅、枝野、海江田、班目らをけっして許してはいけない。
彼らは断罪されるべきだ。
国民を騙し、世界にだけ事実を伝えている輩を。
Posted by tanpopo at 08:03  | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月06日

福島原発1号機は地震発生5時間後にメルトダウンしていた!

菅退陣で混迷する政局のドサクサに紛れ、
原子力安全・保安員は「今しかない!」とばかりに、
福島原発1号機が、地震発生5時間後にメルトダウンしていたことを発表した。

この3ヶ月間、原子力にただの素人であるこの私が、
原発は冷却が止まれば2時間後には燃料の溶融が始まり、
あっという間にメルトダウンに向かうと言い続けてきた。

地震があった当日、
福島原発から放射能が放出されていたのだと言い続け、
政府やマスコミにも抗議のメールを何度も送った。

だが、政府およびマスコミは沈黙したままだった。

政府や東電はそうした現実に起きている出来事を隠し続け、
テレビと有名な学者を使い、
いいかげんな情報を流し、
周辺住民はもとより、日本国民全体を被爆させた。

特に子供たちは、
放射能が放出されて6時間以内にヨウ素剤を飲まなければならなかったのに、
政府の原子力安全委員会の班目や、菅、そして枝野らが共謀し、
「放射能は出ていません」と言い続けたのだ。

福島で子供たちの甲状腺ガンが多発することは間違いない。

もちろん甲状線ガンだけではない。
白血病、肺がん、心臓病、脳障害などあらゆる病気が蔓延するだろう。

その時政府はなんと言うだろうか、
「原発事故との関連は証明されない」
特に肺がんなどの患者はそう突き放されるだろう。

政府が認めるまで、
またしても数十年もの時間を費やすのだ。

その間、当事者たちはどんどん死んでゆくかもしれない。
それこそが彼らの狙いでもあるのだ。


あの報道はいったい何だったのか!!
「今ここまで水が入っている」とか、
「1号機はこうした状態だ」などという作り話はどこから出てきたのだ。

このことは、どのような事があってもうやむやにしてはいけない。
必ず真実を追求し、事実を国民に公表しなければならない。
私たちは騙され続け、そして今も騙されている。

空中を漂う放射線の量、地表に降り注いだ放射性物資、
海に流れ出した大量の汚染水、
これらを私たちは毎日口から取り入れている。

政府は国民の健康を守るための放射線計測にまったく熱心ではない。
私たちはどの食べ物が何ベクレルで、どの水が何ベクレルかも分からずに口にしている。

世界やIAEAも助けてはくれない。

私たちは自分で自分の身を守るしかなくなっている。

菅と枝野ら、菅内閣の連中が日本をこのような状態に陥れたのだ。


枝野を総理大臣に担ごうとしている連中がいることは書いた。

だが、こうした事実が明らかにされた以上、
枝野を総理大臣にするどころか、
この男をけっして許してはならない。

枝野は国民の敵である。


Posted by tanpopo at 23:54  | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

枝野総理誕生? 所信表明は「ただちに健康に影響はない」か

ZAKZAKに以下の記事が出ている。
枝野を時期首相とするため、仙石が裏で暗躍しているという話。
副総理は石破であるという。

菅粛清へ仙谷暗躍…「枝野首相」「石破副総理」で院政狙い2011.06.06

枝野氏(右)と石破氏(左)を前面に押し出して、仙谷氏は「院政」を狙っているのか
★鈴木哲夫の永田町核心リポート

 菅直人首相の早期退陣が有力視されてきた。同僚議員をだましてでも、地位にしがみつこうとする卑しさに嫌悪感が充満しているのだ。永田町の焦点は「ポスト菅」と、民主党と自民党の大連立の行方。その絵図を描くのは、小沢一郎元代表の仇敵で、「影の宰相」とよばれた仙谷由人官房副長官だ。意中の人事は「枝野幸男官房長官を首相、自民党の石破茂政調会長を副総理」だという。政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏が核心に迫った。

 「今月いっぱいには退陣してもらわなければならない。その後の連立や赤字国債発行法案などを考えればリミットだ」

 仙谷氏は先週末、周囲にこう漏らした。菅首相のクビを差し出すことに、もはや何の躊躇もない。
 東日本大震災の対応のため、官邸に副長官として呼び戻された仙谷氏。だが、菅政権を支える熱意はすでに失せていたという。
―中略ー

  このときから、仙谷氏の中には、それまでの「反小沢」に加え「反菅」も確実に加わった。

 副長官として官邸に戻った後も、「菅の能力はあんなものだろう」と官邸スタッフらに漏らし、蓮舫行政刷新相や辻元清美補佐官ら子飼い議員に勝手に指示を出した。
―中略ー

 連立についても「菅を抱えている以上無理だ」と早くから判断し、水面下で自民党や公明党幹部と接触していた。もし、野党から「菅降ろし」の動きが出ればうまくそれに乗り、世代交代を図る機会を狙っていたのだ。

 5月26日に発足した「復興再生議連」も、仙谷氏が菅首相を切って連立政権を目指す別動隊だ。議連には民主党、自民党、公明党から約90人が参加。世話人は民主党の古川元久元官房副長官と自民党の鴨下一郎元環境相だが、古川氏は仙谷氏の忠実な部下。そして鴨下氏のバックには石破茂政調会長が控えている。
―引用終わりー

全文はZAKZAKを訪問して見て下さい。


この流れに自民党の大島理森副総裁、石原伸晃幹事長、民主党から枝野と岡田幹事長が加わっているという。
菅の退陣を求めてきた最大勢力はじつは小沢派ではなく、
菅が身内だと思ってきた仙石や枝野だった。

それで菅が、「何で俺が辞めなければならないんだ!」と泣いて噛みついたわけか。

悪魔もそうだが、蛇は皮を脱ぎ捨てるものである。
沈没寸前の菅臨丸から逃げ出したネズミたちが、
新たな箱舟へと向かっている。

だが国民は、
今回の菅政権の不始末に怒っているわけで、
それは菅ひとりの問題ではないはずだ。

特に国民に対し、
「ただちに健康に影響はありません」と言い続けた、
枝野は菅と同罪ではないか。

こんな戦犯を次期首相に担ごうとしている連中のオツムもどうかと思う。

枝野をけっして総理大臣にしてはならない

枝野が総理になれば、枝野が行ってきた情報隠しもすべてうやむやになってしまう。
この男も菅とセットでお払い箱にすべきである。

だが、仙石が枝野を担ぎ出すという話はどうもしっくり来ない。
それと、自民党も石破が副総理となれば谷垣はどうなるのだ。
それだけで自民党内でも主導権争いが始まるだろう。

仙石は先に枝野を見せカードとして使い、
枝野が世論で潰れたところで、仙石ジョーカーを出すというシナリオではないのか。

まあ、どちらでも問題がたいへん大きいが、
枝野は現在昇格する立場でない。
この人物が貰えるのはご褒美ではなくて罰である。

私はずっと菅が辞めるように言い続けてきた。
今度は枝野総理を阻止するために書くことになるだろう。

Posted by tanpopo at 23:07  | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

アメリカは前原を欲している? 

菅の早期退陣が既定路線となり、
政局は一気に後継総理の選出問題へと移った。
この流れはもう止まらない。

そんな中、外国人献金問題で辞任したばかりの前原誠司がフジテレビに登場し、
民主党代表戦への出馬を否定しなかったというニュースが流れている。

前原がつい最近アメリカを訪問し、
複数のアメリカ政府高官と会談していたことは以前に報告しておいた。

板垣英憲氏のブログにもその辺りの事情が出ている。

板垣英憲「マスコミに出ない政治経済裏話」より記事の一部引用

枝野幸男官房長官は、前原誠司前外相とともに派閥「凌雲会」を率いてきた。

米国CIAの大ボスであるリチャード・アーミテージ元国務副長官や対日工作担当者であるマイケル・ジョナサン・グリーン米戦略国際問題日本部長らが、
前原誠司前外相に大きな期待を寄せており、
「前原誠司首相」が9月に訪米して、日米首脳会談に出席することを望んでいることを、枝野幸男官房長官は、よく承知しているはずである。

霞ヶ関の官僚たちは、「死に体」から急速に「白骨化」しつつある「抜け殻の菅政権」を完全に見放しており、こんな菅直人首相は、米国もお呼びではないのだ。
 このことを踏まえて、枝野幸男官房長官のコメントを聞くと、菅直人首相が言い張る「一定のメド」という言葉の意味が、もっと限定的になってくる。


否定しておいて、すぐに手のひらを返すようで申し訳ないが、
重要な事情が含まれているのでここに載せておく。

私が以前に書いた時も、
おそらくそんな事でアメリカに行っているだろうという意味で書いたはずだから。

アメリカは前原総理を希望しているようである。
前原は松下政経塾上がりだから思想的にカスタマイズされているので、
アメリカとしては扱いやすいであろう。
ただし国内事情は筒抜けとなるはず。

けれど、私は今日も前原では自民党が納得しないと書いた。
少なくとも外国人からの政治献金問題が解決するまでは、
民主党の代表にはなれても、総理大臣の椅子に座われない。
国民も納得しない。

岡田幹事長は、
「第一党の民主党から後継総理を」と言ったらしいが、
原理主義者といわれる所以である。

板垣氏によれば岡田は天涯孤独の身なので、
後継総理の目はないとのこと。
普通なら幹事長の岡田が指名されるのが順当なはずなのに。
人望がなく、子分がいないから致し方ない。

私はやはり谷垣総理の可能性が高いと思う。

なぜなら、福島の光門様を自称する渡部恒三が、
以前に須賀に対して、「(谷垣氏に)貴方が総理をやってください」と言えばよかったのだと、
国会で菅に言い放ったからである。
渡部は菅政権の生みの親である。

だから今回も後継レースでゴタゴタが起きるだろうけれど、
渡部が出てきて谷垣を総裁に推し、
民主からは副総裁を立てることで折り合いをつけるのではないかと見ている。

まあ、最後まで分からないが、
早く立候補すれば良いわけではないことは、石原都知事のやり方を学べばよく分かるはず。

自ら出ると言うよりも、待望論が極限まで高まることをじっと待つ、
その方が人心をがちりと掴める。

つまり、本心はぎりぎりまで明かしてはならない。

この黄金律を守らずに失敗したのが、
最近では小沢一郎氏ではないかと思っている。
(総理大臣レースが終わるまで、はっきりしたことは言えないが)

小沢氏は日本の大手新聞社やテレビ局から嫌われ、いつも叩かれている。
これらの報道機関は少なからずアメリカ政府の息がかかっているのだから、
報道機関から嫌われるということは、アメリカ政府に嫌われていると考えることもできる。

だが、今回の政変において、
小沢氏はウォールストリート・ジャーナル日本版のインタビューで、
「菅政権不信任」に賛成することを明かしてしまった。

勿論、小沢氏が票集めしていることは報道されていたのだけれど、
小沢氏は事を成就するまで黙っているべきだったのだ。

それが、つい時期も時期だったからか、
または見放されていてたと思ったアメリカの新聞社からお声がかかったせいか、
いとも簡単に手の内をしゃべってしまった。

これではポーカーで相手方にカードを見せてしまったようなもので、
菅政権が前夜急遽対策を編み出したのも、
目の前の危機がよりはっきりしたからだ。

ここで小沢氏はたとえインタビューに応えたとしても、
のらりくらりとかわすべきだったのだ。

また、今回の事態が起こる前に、
小沢の誕生会に前原が出席していたことも以前に書いた。

これには私もびっくりした。
なぜなら、前原は反小沢で通してきたからだ。

けれど小沢の誕生会に出た後、
すぐに訪米したことに誕生会に出たことの意味があったわけで、
この時、前原が小沢派の動向を探ったが、
情報が十分ではなかったため、
ウォールストリート・ジャーナルが動いたと考えることもできる。

なにせ、前原は今回の「不信任案」で小沢派から大量造反が出ることを計算し、
その時は小沢派を一気に追い出す腹だったと報道されている。
そして、小沢と菅抜きの大連立政権を樹立するというグランドデザインができていたと。

それで「こんなどんでん返し初めてだ」
せっかく小沢を追い出す良い機会であったのにと嘆いたわけだ。

アメリカは前原を望んでいる、だが私は前原はしばらくは総理になれない。
それで仙石説が浮上している。本人も意欲的に動いている。

私もその方が現実的だと思う。
外国人献金問題を問われている前原では連携が難しい。
(ただし、私は仙石が小沢以上にいけ好かない。なぜかあの男を見るだけで身の毛がよだつのだ。菅以上に危険な総理大臣になるのではないか、という悪い予感がする)

こんな前原であるのに、
小沢の誕生会に出ていたことの意味はなんなのかと思ってしまう。

ただ、以上の情報がガセねたであれば、
それはそれで納得がいく。

じつは前原の小沢アレルギーは演出で、
前原は本当にアメリカ政府の指示によって小沢と和解し、
民主党代表戦を仕切ってゆく。
対立はそのための見せ掛けなのだと。

まあ、そうした可能性は非常に低いと思うが、
何が起きているかは、
民主党の代表戦、そして総理大臣が決まるまでは分からない。

私としては現時点で、
谷垣総理、仙石副総理という路線でまとまると思っている。
不謹慎だが、競馬の馬券で言えば、
誰でも予想できる、あまり人気のない一番人気かもしれない。

谷垣氏は、あまり大きなスキャンダルは聞かないが、
小さな噂がネットで取りざたされている。
(私はたいした問題ではないと思っているが)

多くの政治家は、
何かあればいつでも降ろせるように、
または言うことを聞かせるためであろうか、
弱みを握られているケースが目立つ。

特に秘書としてもぐりこまれた場合、
あらゆる弱みを握られてしまってもおかしくはない。

本当に信頼できる人物を充てなければ、
簡単に裏話を暴露されてしまう。
特に政治団体から送り込まれた秘書には気をつけなければならない。

私は、なぜ既成政党の国会議員であるのに、
別の政治団体の人間に秘書を任せるのかさっぱり分からない。

それで命まで落としてしまった人もいるではないか。

政治家は、特にこれから総理大臣を目指す若くて志のある優秀な人は、
この辺のところをしっかりとガードし、
悪しき誘惑に引っかからないようにしてもらいたい。

そういう誘惑は、なぜか人生の絶頂期に必ずと言っていいほど起こってくるものなのだ。
その誘惑に、悪に負けずにやり過ごせるかが、
大物として大成するために必要である。

ところが、なかかなそうしたことを教えてくれる人間はいない。
そのために若くて優秀な人間が、
個人的な失敗により落ちてゆくのである。

これは私の長い人生経験から見てきた、
実際に起きることである。

このことは何も政治家に限らないから、
このブログを読んでいるあなたも気をつけることだ。

家族がいる人なら、
家族まで巻き込んで不幸にしてしまう可能性さえある。
特に輝いている人間の元には、
そうした悪しき誘惑が、
まるで試練のように近づいてくる。
(これは本当に神が人間を試しているのかもしれない)

そうした世の中の誘惑に負けないよう、
強い精神力を養い、
また人の道を外さないよう、
日々自分を戒めていかなければならない。

最近でも、水野真紀のご主人である自民党の代議士のスキャンダルが出ていたが、
美人の奥さんを貰い、
国会議員になってもそうしたことが起きる。

それが人生の落とし穴であり、
また試練でもある。

ここはひとつ、男らしく奥さんと国民に対して侘びを入れ、
「二度とこのような問題は起こしません」と宣言すべきである。
そうでないと国民から総スカンを喰らい、政治生命を絶たれるだろう。
(別居中なら難しいかな・・・)

だがテレビ局は、
ドラマなどで散々不倫を助長してきたにも関わらず、
いざ本当に不倫がばれるとスキャンダルとして報道する。

これがこの国で最も困った問題のひとつである。
悪を生み出してきたものが、
正義の振りをするだから。

阿修羅像に三つの顔がくっついているように、
マスコミにも、三つの顔があるのだ。
Posted by tanpopo at 01:19  | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月05日

胸騒ぎ

前の記事を書いている最中から、
何だか分からないが胸騒ぎが始まった。
まだ治まらない為、思わず先ほどの記事を消してしまった。

個人的なことかも知れない。
それならそれでよい。

9.11の時はあったが、
3.11の時は感じなかったはずだから。
必ず何か起こるというものでもない。

ただ、一応宇宙天気ニュースを確信したところ、
強い太陽風が地球に到達し、
地磁気が乱れ、オーロラ活動が活発になっているようだ。

AE指数も急上昇している。


また今回はNICTから新しい情報だけ引用しておく。
時間差で上空の全原子数が移り変わってゆくことが良く分かるはず。

00_30_0605_2011_Nmap_T.jpg

02_30_0605_2011_Nmap_T.jpg
―NICTリアルタイム全電子指数より引用― 

井口和基氏のブログでも、警告が出ていたが、
アジア方面とオセアニア・アメリカ方面に分かれていて、
あっても震度5くらいではないか、ということだ。
(また、例の竜巻であろうか?)

そんなに心配することもないのかな・・・

HAARP磁力計も急上昇、
NOAAの宇宙天気アラートは、


宇宙天気メッセージ コード: ALTK06
シリアル番号: 267
問題時間: 2011 Jun 5 0122 UTC


警告: 地磁気 K - のインデックス 6
しきい値に達しました: 2011 0120/6 月/5 月 UTC
シノプティック期間: 0000-0300 UTC
駅: ボールダー
アクティブな警告: はい
NOAA スケール: G2 - 中



--------------------------------------------------------------------------------

宇宙天気メッセージ コード: WARK06
シリアル番号: 175
問題時間: 2011 Jun 4 2331 UTC


警告: 地磁気 K - のインデックス 6 を期待
6 月 4日 2330 UTC から有効: 2011
有効: 2011 Jun 5 0900 UTC
警告状態: 発症
NOAA スケール: G2 - 中

ここでも危険な状態にあるようだ。

何も起きないよう、天に祈るばかりだ。
別に今回の事に始まったわけではないが、
地震が起きたときの備えは怠らないようにしたほうが良い。

非常食や水、薬など最低限の備えをリュックに詰めておくだけでも、
イザと言うときに役に立つかもしれない。

備えあれば憂いなし、とまでは言えない状況だが、
憂いが少しは減るはずだ。
Posted by tanpopo at 21:36  | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

仙石時代の到来か

菅が早期辞任を表明した途端、
今まで菅を守っていた連中が一気に次期総裁レースへと動き出した。

民主党内では、前原、野田、仙石、岡田らの名前が挙がっている。

このうち、前原と野田は外国人や暴力団関係者からの献金問題で追求されているから、
まず無理であろう。
なぜなら彼らでは自民党が協力するとは思えないからだ。

また、岡田の場合、
今回の政局でも幹事長の立場にありながら、
党内の融和を図るよりも、
頭から押さえつける手法を多用したため、
党内の反発が強いと思われる。

そうなると仙石や枝野ということになってくるが、
菅は「若い人に」と言っていた。
菅の頭の中には、枝野や前原、岡田らがいたかもしれない。
だが、枝野では菅とやることは何も変わらない。
これも野党が協力的にならないだろう。

そうなると仙石ということになってくる。
ネットでも「仙石選挙管理内閣でまとまっていた」と言う情報が流れている。

仙石であっても、菅や枝野といった「全共闘政権」に流れが変わるはずもないが、
仙石は自民党の大島副総裁と密談を繰り返している。
(昨晩も会っていた)

この二人は大連立を目指しており、
仙石は以前から菅を降ろして大連立を画策してきたと言われている。

大連立となれば、
確かに数の上では優るが、
逆に民主の方が一歩引く方が事がスムーズに進むことは、
1994年の自社さ連立政権で証明されている。

ただし、社会党はこの連立によって野党第一党としての求心力を失い、
少数政党に転落してしまった。

このように、敵を倒すには正面きってぶつかるだけが能ではない、
敵を抱え込むことによって、
相手の力を削ぐこともできるわけだ。

だが、今は危機存亡の時であり、
そのようなことばかりも言っていられない。

仙石はまったく信用できないけれど、
谷垣首相、仙石副首相という路線は協議されているはずだ。

国民の中では石破の名前も挙がっているが、
自民党総裁が優先されると思われる。

そしてもし仙石が副首相に就任すれば、
谷垣の後に首相に収まる可能性が高くなるということだ。

復興を進めるには望ましい枠組みだ。
今までより復興が早く進むはず。

その意味で菅は8月と言わず、
6月一杯で辞めるべきである。
国民のため、国益を優先することが重要だ。
菅がすぐに辞めないのは、
国民のためではなく、自身の利権のためであることは明らかだ。
野党は菅が辞めれば協力すると言っているのだから。

でもすぐに辞めない。
それは菅にすぐに辞めたくない、辞められない事情があるからだろう。

大連立後、憲法9条の改廃論には十分注意しなければならない。
その時国民が立ち上がり、
「改憲反対」の立場を鮮明にしなければ、
日本は大震災、原発問題に続き、
戦争に直面することになるであろう。

かの人々が、
そうなることを手ぐすね引いて待っている。

追伸:岡田がテレビで大連立が望ましいと明言した。
今まで自民党では駄目だと言い続けてきたくせにね。
しょせん民主だけではまともな政治ができないと、
正直に・・・言えるわけないか。
Posted by tanpopo at 11:55  | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

虚言政党

菅がやっと8月退陣を表明した。

3日の国会では福島原発の冷温停止まで続投を表明していた。
だが、野党だけではなく民主党内部からも激しい突き上げを喰らい、
辞めざるを得なくなった。

これに関連して、菅と共に続投路線を明言していた連中も、
たった一日で前言をひっくり返した。

「辞任が条件ではない」と言っていた岡田幹事長が、
「総理は居座る気持ちはない」と訂正。

枝野は
「国民に申し訳なく、恥ずかしく、責任を感じる」
とまで言った。
(虚偽発表を平然と口にする男だから、口先だけの事と見てよい)

これらの人物たちは、
一昨日まで言っていた事と、まったく反対の事を平気で口にする。

自民党は菅が辞めれば自民党は協力すると言っている。


そんな中、内閣特別顧問の笹森清が死去した。
―福島原発において、命がけで働いている人のことを考え、タイトルや記事を書き換えました。申し訳ありませんー

私は笹森氏が福島原発事故の真実の鍵を握る人物と目していた。
今後、自民党などに政権が移り、
福島原発事故の真相を追求する際、
原発事故の初期の事情を知っていて、
さらに「東電労組元委員長」として福島原発の労働者に影響力を行使できたであろう、
この人物の死は痛い。

自分が働いていた原発が大事故を起こしていた3月15日に、
菅直人「東日本は潰れるかもしれない」「僕は原子力に詳しいんだ」
辻元清美「まいっちゃうよねぇ」
笹森清「ハハハ・・・」などと語っていた人物である。
その席には枝野もいた。

何が福島で起きていたのか、
東電労組の福島原発作業員、
イスラエルの管理会社社員、
これらの人々が事故が起きる前、
または地震後に何をしていたか、
爆発物が仕掛けられていた事実はないのか?
また、故意に停電させられ、
冷却系統が破壊された痕跡はないかといったことなどが調査されるべきだと考えている。

原発事故の鍵を握る笹森氏が亡くなり、
菅は「たいへんお世話になった」と言っているが、
内心ほっとしているのではないか。

菅が辞めても、真実が明らかにされない限り安心はできない。
Posted by tanpopo at 11:13  | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月04日

なぜ悪しき出来事が続くのか カタパシスの秘密

さて、菅と鳩山の会談が、事前に決まっていたお芝居であったことが分かりました。
菅と仙石、枝野、岡田らが共謀し、当初から反対派を騙すつもりで仕掛けていたのです。

内閣不信任決議案否決に大きく響いた菅直人首相の「退陣発言」。その作戦は、採決を翌日に控えた1日夜、民主党の岡田克也幹事長や枝野幸男、仙谷由人正副官房長官ら政府・民主党の幹部10人で練られたものだった。採決前の舞台裏を追った。


「造反予備軍」の軟化を誘う手段として、採決前に菅直人首相が「退陣」をほのめかす案が出され、2日昼の党代議士会で首相が発言する内容の調整に入った。内容は最後に首相が筆を入れた上で、同日朝に芝博一首相補佐官から岡田氏らにメール送信された。

岡田氏ら10人の会合が開かれていたホテルには、別に、首相が信頼する北沢俊美防衛相と、鳩山由紀夫前首相に近い平野博文元官房長官の姿もあった。鳩山氏が不信任案賛成を表明したことで党分裂への危機感を強めていた平野氏が、北沢氏と打開策を話し合った。

北沢、平野両氏は翌2日朝も衆院議員会館で協議して首相と鳩山氏の間で交わす3項目の「確認事項」の文案を固め、北沢氏は茶封筒に入れて首相官邸に向かった。
 同日午前11時すぎ。鳩山氏が平野氏を伴って官邸に現れ、首相は立会人として岡田氏を呼んだ。

―時事ドットコムより引用―



また、政府が原発爆発前に、モニタリングによって高濃度の放射線をキャッチしていたのに公表していなかったことも分かりました。
許しがたい暴挙です。
これによって子供の甲状腺ガン患者が多発することでしょう。


菅は国民だけではなく、大勢の民主党議員をも騙しました。
昨日の国会でも、民主党議員から野次が飛んでいました。

それでも総理に居座り続ける男、
だが新聞やテレビは菅の献金問題をまったく報じていません。
(国会中継以外)

マスコミは菅が辞めるような宣伝を全国に撒き散らし、
一役買いました。

菅政権の巨悪を隠し、小沢外しを演出しています。

前原や蓮舫、野田らが、
山口組内元後藤組系のフロント企業と見られている、
メディア21の篠原会長や渡辺社長らから受けていた献金問題が、
国会で問われているのに全く報道されません。

マスコミは明らかに、韓国および暴力団利権の菅政権を守っているのです。
かつてアメリカ政府の言いなりだった小泉を守ったように。

これは日本人のためにはまったくなりませんから、
外国勢力による、日本破壊政策の一環であると考えたほうが自然でしょう。

また今回、菅政権に不信任案を出して民主党から除籍された横粂議員ですが、
「大統領制」を目指していると言ってますので、
大阪の橋下あたりと連携するつもりでしょう。

その橋本は「君が代起立条例」を強制しました。
この人間が総理大臣や大統領になれば、
ヒトラーにような独裁政権になることは間違いありません。

しかも、橋下や横粂は大統領制を確立することによって、
日本人の「天皇制」という象徴、
アイデンティティの破壊を目指しています。

みなさん、このことの重大さが分かりますか。
もし大統領制が施行されれば、
必ず天皇制廃止論が出てきます。

「両雄並び立たず」と言われるように、
この二つの権力は並立できません。

すると事実上、国家権力を握っている大統領が勝利することはほぼ確定します。

天皇がいなくなれば、
日本人は求心力を失い、
必ずバラバラになります。

天皇家の一部は亡命して復権を目指すかもしれませんが、
それを利用して日本に内乱を巻き起こすこともできます。

今回の大惨事が起こる前、日本では大相撲の八百長が大きな問題となっていました。
今回の事態が起こって少し経ってから気づいたのですが、
大相撲の八百長問題こそ、今回の大惨事の予告だったのです。

相撲の歴史は古く、
古代ギリシャのイーリアスやオデュッセイアにさえ登場してきます。

朝鮮半島でも古い壁画に相撲の絵が描かれているほどです。

相撲では土俵に女性が上がることを今でも許していません。
それは「土俵が穢れる」という思想によるものですが、
―女性の方には申し訳ありません、古い思想によるものです―

大地がガイアという女神であると言うことは、
いまさら説明する必要もないほど広まってきました。

大地の女神は、ガイア、キュベレー、イシュタル、アシュラ、メディア、メデューサ、アフロディーテ、ビーナス、ヘレナ、デメーテル、ペルセポネー、イシスなど、
挙げればきりがないほど数多くの名によって世界中で崇められてきました。
(中世のヨーロッパでは貴婦人などとも呼ばれました)

日本ではイザナミ、また出雲大社で祀られている姫神も大地の女神と言えるでしょう。

問題は、これらの女神は大地を象徴していますが、
女神たちは大地の下に存在する冥界と密接な関係があるとされている事です。

イシスやイナンナの密儀でも分かりますが、
これらの信者たちは冥界降り(カタパシス)を行うことによって、
死と再生を経験するわけです。

こうした大地から生まれてくる悪しき変化を、
四股によって大地に封じ込めるという思想が相撲にはあります。

古代社会では、戦争が終わった後に、
競技会や相撲を行って戦死者の死霊を弔い、
霊を慰め、その霊を地中に封じ込めていたのです。
(お祭りもその名残です)

こうしたことから、日本の相撲界が破壊されるという事は、
大地に封じ込めていた「邪悪な力」を閉じ込める役割を果たす人間がいなくなるということを意味します。(外国人力士の問題はありますが)

こうした見解を、私は勝手に想像しているわけではありません。
たとえばイザナミは日本書紀においても冥界に降りました。
そしてイザナギが連れ戻しに来たのですが、
すでに腐敗してた女神を見たイザナギは逃げ出し、
イザナミを冥界に閉じ込めてしまいます。

これが穢れの思想です。

それ以来、日本でも冥界の穢れを地中に閉じ込めるという思想が生まれました。

これを実社会に当てはめると、良い習慣は変えないという不動主義とは反対の、
「大地から噴き出す悪しき社会変化」ということに着目しなければなりません。

相撲界の腐敗は、実は相撲界だけのことではなく、
日本全体の腐敗を現しているのです。

相撲界の衰退は、日本の衰退を予兆しています。
ですから、古くから知られていた八百長問題が、
この時になって暴露されたのでした。

もう相撲界は大地から次々と生まれてくる悪しき者共を封じ込めることはできません。
神事として日本人の信頼を失ってしまったからです。

ですが、もしこのことを日本の破壊を望む外国勢力が望んでいたとしたらどうなるでしょう。

そして噴出してくる変化は、
特に政治の分野において顕著になります。

たとえば「政権交代」、どちらかと言えば朝鮮利権派の民主党に政権交代させること。
関西を日本から分離し、大統領制を施行させること。
借金漬けであるのに、「減税」を謳って権力を握らせること。

これらは私が言った、大地から吹き出している悪しき変化にほかなりません。

問題はこれらが単独で行動しているのであれば影響力も少ないですが、
マスコミが政権交代や橋下らを大きく宣伝してきたことです。

私たちはこうした日本を破壊に導く人間たちを、
マスコミの宣伝により誤って選ばされているのです。

すべての変化に気を配らなければなりません。

変化はゆっくりがいいのです。

民主党になって、日本国に良いことがありましたか?
もし日本に大統領制が持ち込まれれば、
いったい日本はどうなりますか?

予測がつかないでしょう。

そういう事です。
橋下に権力を与えれば、
現在の日本社会を大幅に変えてしまいます。

そして国旗を拝めという命令が、
やがて「私を拝め!」という命令に変わってきます。
(聖書にも登場してきますよね。ヒットラーもまさしく聖書の思想を利用しただけです)

そこまでゆくと、もう誰も橋下を止められません。
橋本は暴走し、21世紀のヒトラーとなって日本破滅させることもできるのです。

彼が持っているという「怨念」が、
日本人を破滅に導くことは十分にありえることです。

現在の橋下の言動を見ていても、
それは分かるはずですなのですが・・・

パンドラも大地の女神です。
そのパンドラが持っていた箱(壺)、
それは大地を意味するに違いありません。

その箱の蓋を力強く踏みつけ、
悪しき出来事がこれ以上起こらないよう、
全国民が願うことによって、破局を避けることができるでしょう。
(今では、相撲がこの行いを象徴していたのです)

なぜなら菅や橋本、枝野や仙石、そしてマスコミなどが日本人にかけている魔法は、
日本人の心、精神を誘導する術として古代から受け継がれてきたものです。

私たちは政治家やテレビという存在を信任するのではなく、
あくまでも監視する立場を貫かなければなりません。

そのためには、全国民が何が起きているのかを知ることが必要です。
Posted by tanpopo at 08:41  | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月03日

菅直人、西田昌司議員の追求に立ち上がれず

すっきりしない展開に悶々としていたが、
本日の参議院予算委員会で自民党の西田昌司議員が質問に立った。

西田氏は3月の地震直前に国会で前原誠治の外国人献金問題を追及し、
辞任に追い込んだ人物だ。

私はこの人の国会質問を初めて聞いたが、
順序立てた質問で菅を追い込んでいく姿は見事というしかない。

先に質問に立った山本一太議員が霞んで見えるほどで、
(山本議員も持ち味を発揮していたが)
この男、敵に回すと恐ろしい存在である。


政治資金収支報告書によると、草志会は旧横浜商銀信用組合(横浜市、現中央商銀信用組合)の元非常勤理事の男性から、首相が民主党代表代行だった平成18年9月に100万円、21年3月に2万円、同8月に1万円を受領。副総理兼国家戦略担当相だった同11月の1万円を合わせ、計104万円の献金を受けていた。

 告発状では献金のうち、18年9月の100万円については公訴時効(3年)を過ぎているため対象から外している。

 首相は3月11日の参院決算委員会で、男性について「私が仲人をした知人から数年前、不動産関係の仕事をしている人として紹介された。知人と3人で出かけたこともあり、数回会食したこともある」と説明。男性からの献金を認めた上で「外国籍とは承知していなかった」と答弁。その後、献金を返却していた。
(5月3日:産経ニュースより)



西田議員が菅に対して献金を受けていた在日韓国人の名や名刺交換の有無を問い詰めたとき、
(通称:「河本 善鎬」、本名は「河 善鎬」、または西本議員は「鎬」の名を挙げていた)
さすがの菅もしばらく呆然として立ち上がれず、
委員長に即されてやっと立ち上がった。
菅はこの人物と高級しゃぶしゃぶ店などに出入りしていたそうで、また「鎬」氏はクラブやスナックを経営していると言われているので、ネットで噂になっている菅が通っているとされる「韓国クラブ」のオーナーである可能性も考えられる。

度々食事を共にしていた人物が、韓国系銀行の理事で、韓国系企業のオーナーだったことを、「知らない」ということはあり得ない。
(まさか韓国語で会話していたとまでは言わないが)
私も韓国や朝鮮系企業のオーナーと何度も名刺交換したことがあるが、
韓国名の横に、かっこ書きで通称である日本名が添えられていた。

国会質問によってあそこまで動揺している国会議員を見たのは初めてで驚いた。
明らかに菅はひどく動揺し、椅子に張りついたままフリーズしていた。
内閣不信任案の採決にあれほど強気だった菅がである。

人間は「真実を追究されると、これほど脆いものなのだな」と、
あらためて認識した次第。

菅は韓国人であることを知らなかったと否定したが、
あの場面を見ていた人であれば誰も信用しない。
犯罪容疑者が落ちる時に似ていた。

 だが、菅は辛うじて西田氏の追及を否定、
事実関係は次回に持ち越された。

また西田議員は、
例のフロント企業であると言われているメディア21からのパー券購入問題も追求したが、
野田や蓮舫らは「知らなかった」と否定した。
だが前原がメディア21を紹介したわけだから、
少なくとも前原はこれら暴力団関係者と親しかったわけだ。

西田議員は外国人から献金を受け取っている民主党が、
「在日外国人参政権」を法令化する件についても、
的確に問題点を指摘した。

外国人に参政権を与えないのも、外国人から献金を受け取らないのも、
外国人によって国益を阻害されないためであると。

当たり前のことなのだが、
その当たり前のことが指摘されてこなかった国政の場に、
絶妙のタイミングで切り込んだ西田議員の今後の活躍に期待したい。

Posted by tanpopo at 19:50  | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

賞罰明らかにせよ

一晩経って冷静になり、
小沢は鳩山にしてやられたかな?などと思っている。
まあ、第二幕で何かあるかも知れない。

菅がすぐに辞めれば政治も動くだろうが、
「人一倍強い権力への執着心」―北海道新聞3日朝刊ーがそうはさせない。

自民党は復興に対する二次補正予算以外は一切協力しないと言っている。
菅がやめない限り、国政の大幅な停滞は避けられない。
いったい被災地はどうなってしまうのか。

だが菅は辞めないだろう。
なぜなら菅の目的は国民の救済ではなく、破壊なのだから。

JR北海道の事故の件は、
社長が出てきて「今回の事故で最悪の事態を免れたのは、お客様の自主的な判断で避難していただいたためで、乗務員の避難誘導は不十分だった」と謝った。

始めから社長が出てきてそういうべきだったのだ。
役員報酬を期間限定でカットすれば済むという問題ではない。

あのふざけた発言をした専務、そして社長は責任を取って辞任し、
乗務員には厳罰、整備関係者も処分されるべきだ。

社長は「避難誘導が不十分」と言ってるが、
不十分ではなく、多くの乗客の生命を危機に陥れた危険行為であることは明白だ。
マニュアルが・・・などとごまかすな。

責任が明確にされないから日本は駄目国家なのだ。
三国志で曹操が言っているではないか、
「賞罰明らかにせよ」と。
これが中国なら間違いなく牢屋行きだろう。

それがないから組織のタガが緩むし、
誰もが無責任男になってしまう。
しっかりせい!JR。

先日触れた陰謀論で思い出したのが、
私に始めてフリーメイソンという存在を教えてくれた本、
「悪魔の支配計画666」鬼塚五十一氏著、ムー・スーパー・ミステリーブックである。

あの頃は(私もまだ若く24歳でした)陰謀論などまだ全然知られていなかったし、
フリーメイソンという言葉を知っている人は、私の周りでは皆無だった。
(今では中学生でも知っているが)
あの本を読まなければ、私の人生もきっと大きく違っていただろう。

小岸氏が言っているように、
人間のものの見方は、たった1冊の本で変わってしまうものなのだ。

25年も前に発せられていた警告に、
私たちは対処できなかった。

私もその後、20代のうちに「赤い縦」を始め、
何冊か読み進めていたが、
30代は個人的に困難な時代で、
まったく余裕がなく、無警戒に過ごしてしまったのである。

これからの若い方々に言いたい、
「常々警戒を怠るな」と。
外国人もたいていの人間はよい人間であるが、
話しかけてきたり、向こうからやって来るものはたいてい魂胆がある。

それはザビエルだろうが、ペリーだろうが、
デーブ・スペクターでも同じこと。
彼らが日本を変えるためにやって来たことは明らかではないか。

では何のために日本を変えるのか、
それは自分たちの都合のため、
つまり計画のためだろう。

アレッサンドロ・ヴァリニャーニョが書き記したとおりのことだ。
Posted by tanpopo at 10:05  | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月02日

拍子抜け

内閣不信任案が成立し、
「窮鼠猫を噛む」の喩えどおり、
菅が怒りに任せて解散を宣言するかと思いきや、
採決ぎりぎりのところで菅が辞任表明。
しかもすぐにではなく、「一定のめどがついたら」というもの。

まったくすっきりしない。

なぜ菅が辞任を求められたのか、
それは震災の復興、原発対策がまったくなっていないからだ。

内閣不信任決議案が可決されることはほぼ固まっていた。
昨晩も小沢派を中心に69名が会合を開いているし、
それに鳩山派が賛成を表明したことで流れは決まった。

菅や執行部は造反者は除名するとと息巻いていたが、
可決の流れを変える力などまったくなかった。
なぜなら菅はあくまでも非主流派であるからだ。
(首相になって少しは器量が大きくなるかと思っていたら、
「イラ菅」の本領を爆発させ、益々嫌われている)

いくら菅や岡田が強がったとしても、
実力者の小沢と鳩山が手を結べば、
力関係では到底適わなかったということだ。

小沢は政治的に死んだと思われていたが、
政治の手練手管にかけて、
またしても大物ぶりを発揮した。
あれだけの悪役イメージがついても、
大勢の人間をひきつけられるのはやはり角栄直伝か。

鳩山も菅に鈴をつけたことで
オーナーの面目を保ったことだろう。

だが、鳩山の言うように2時補正予算編成のめどがついたところで、
本当に菅が辞めるだろうか。

菅は一日でも長く政権にかじりついて、
事故の真相隠しや、
処理費40兆円とも言われるアレバの汚染水処理利権の継続に一役かうつもりではないのか、
40兆円払っても、福島だけではなく、
日本が流出させた太平洋の海水などもすべて放射線除去してくれるなら文句はない。

だが、福島原発の汚染水だけで40兆円ならば、
いくら放射能処理とはいえ法外すぎる値段ではないか。
(1トンあたりの処理費が2億円だそうだ)

他国の悲劇にかこつけて荒稼ぎしたその金は、
原発利権に巣くう原子力村などとは比較にならないくらい稼いでいる、
かの方々の懐へ、
放射線と共に吸着されてしまうだろう。

国民は小悪党にばかり目が行って、
肝心の元締めのことを忘れている。
大マスコミがそうさせているのだ。
(逆に言えば、彼らがそのために大マスコミを作ったのだ)


思い出してほしい、
3.11の起きたあの日、
菅は国会で外国人から献金を受けていた問題で追い詰められていた。
同じ問題で前原外相も辞任したばかりだった。

再び大きな地震や原発事故が起きて、
菅政権が延命することなど二度とないよう、
鳩山は菅から一筆取り付けておいてもらいたいものだ。

「たとえどのような場合であっても、2時補正予算が編成されれば辞任する」と。
―2時補正予算が遅れれば遅れるほど、菅の首が伸びて、復興が遅れてしまうわけだが。

所詮、鳩山は党を割る気などさらさらなかった。
長年苦労して政権を盗ったのだから。
ある意味、もっとも大人の対応であるが、
このことによって復興が著しく進むようになれば三分の一は文句がない。

残りふたつは原発問題、
そして地震や津波に対する災害対策である。

国会議員の力を結集して、
これらの対策を急がなければならない。

徴収金の一元化や、
憲法改悪論議などやってる場合ではない。
そんな事は急ぐ必要もないこと。
そのような時間があるなら被災地対策を審議せよ。

そうすれば復興が早く進むようになるだろう。
いますぐにやらなければならないことは山積している。


政治とは、実は悪徳にまみれているものであって、
その中からより悪の少ない方を選ぶ、
それが民主主義と呼ばれてきた。

この状態から一皮剥けるためには、
世界の政治のすべてが変わらなければならない。

だから、今はより悪の少ないと思われる政治家を選ぶのだ。
国民の被害を少なくするために。

私たちがメールでも何でも使って政治家にどんどん意見を述べ、
上手く動かしてゆく。
国民は見ているということを意識させる。
そうなれば政治という手のつけられない暴君も、
少しは国民の言うことを聞くようになるはずだ。
Posted by tanpopo at 18:26  | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

社説

内閣不信任案の提出に対し、新聞の社説は「大儀なき政局」と批判論調である。

確かにこんな時にと情けなくなる。
だが、たとえば石巻市では地盤が78cmも沈下し、
連日のように海水や下水が町であふれ出している。
下水に流れたはずの汚水が街を覆っているのである。

この状態がどれほど公衆衛生に悪い影響を及ぼすか新聞は理解できているのか?

そこに住む人々をを避難させているのであればまだ救われる。
だがその街から子供たちが学校に通っているのである。
汚水に塗れて。
しかも街全体が瓦礫に覆われたままだ。

私は菅政権のそうした危機感のなさが許せないのだ。
日本の役人機構や土木建設会社の知恵と力を結集すれば、
これらの問題はもっと解決されて良いはずだ。

たとえば他都道府県の公共事業に遅れを生じたとしても、
全国の土木会社の2〜3割を被災地に結集し、
総力を挙げて早期復興を果たすなどの努力が菅に見られただろうか。

現在は平時ではない、
初期に自衛隊を大量に派遣した判断は正しいが、
その後、どれだけ被災地復興の対策に注力したのか、
上記問題ひとつ取り上げても、はなはだ疑問である。

私は別に小沢の復権を望んでいるわけではない、
ダークな公共事業での利権が良いとは到底思っていない。

けれど、今はそんなことよりも、
被災地の復興を猛スピードで行う政権が必要だ。

いつまでも汚水の中を子供たちが通学しているようでは、
街中にペストなどの伝染病が蔓延してしまう恐れもある。

被災地の自治体の首長たちも、
「いま政局をやっている場合か!」と怒ってはいるが、
菅政権の復興にはスピード感がないと言っている首長も複数いる。

ではなぜスピードがないのか、
それは国会で問われているように「やる気がも知恵もない」からだ。

復興対策をスピーディーに処理できる政権が、
速やかに成立することを望む。


Posted by tanpopo at 07:27  | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月01日

情けは人の為ならず

菅政権に対する四面楚歌が聞こえる。

内閣不信任案の成立は明日になるまで分からないけれど、
こうなったのも、
菅が行った国政の質の悪さと、
仲間を大切にしなかったみずからの行いのしっぺ返しである。

菅は政権取得後、
鳩山や小沢を省みなかった。
どちらかと言えば、
この二人の力によって民主党はここまで来たのである。

鳩山がついて、小沢が捏ねた天下餅を、
座り気ままに菅が食っていたわけだ。

ところが菅は、
犯罪容疑で訴えられた小沢を守らなかった。

国民目線で見れば、
小沢は確かにグレーゾーンにいる。

けれど、菅にしてみれば、
小沢は重要な身内であるはずだ。

人間が犯罪で逮捕された時、、
周りのすべての人は白い目で見たとしても、
親だけは子供の無罪を信じるように、
菅はせめて小沢に有罪判決が出るまでは見守るべきだった。

それが仲間に対する愛情と言うべきものだが、
菅の仲間に対する非情な仕打ちは見ての通りで、
その非情さが、被災者に対する救済にも現れている。

その菅の非情さに対し、
鳩山も愛想を尽かしたのだろう。

人間は感情の動物であり、
菅はそのあたりを感じることができなかった。

人間として、欠陥があると言わざる得ない。
今頃あせって仲間を集めようとしてももう遅い、
あと半日も経てば結果が出るだろう。


Posted by tanpopo at 22:51  | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

正しいユダヤ学

さて、私はユダヤ陰謀論者の仲間入りを見事果たしているようだが、
残念ながらまったく本望ではない。

確かに私の文章の中に、
ユダヤ人が悪いという表現は多いと思う。
けれども、私はすべてのユダヤ人が悪いとは思っていない。

日本でもアメリカでも、イスラム圏でもそうだと思うが。
どの国や民族にも悪い人間はいる。
日本の場合悪い奴と言えば、
ヤクザや暴走族、チーマーのような輩だろう。
それに政治家など、正義の皮を被って悪事を行うものが加わる。

そうした社会構造は、
小さな島国でもない限りどこにでもあると思う。

ただユダヤ人の場合、民族としての事情がまったく違ってくる。

なぜなら、ユダヤ人は日本における被差別民族であった部落民のように、
千年以上もの間、キリスト教徒を始めとする異教徒や異邦人から迫害を受けていた。

日本の暴力団員の多くがそうした部落民や在日朝鮮人から構成されたように、
差別・迫害を受ければ、人間は悪くなってしまうものなのだ。

彼らを悪の道に奔らせたのも、
差別と言う社会構造にある。

そうした被差別民は就職や結婚において、
重大な制約を受けてきた。

被差別民が就職したくとも職種が限られていて、
差別民に対する抵抗から、
「ヤクザになって見返してやる」という気持ちが生まれてもある意味当然だ。
迫害される者が、迫害する者に変わるという、
もっとも分かりやすい例かも知れない。

ユダヤ人も同じである。
しかも、ユダヤ人の中には学問・政治・経済的なエリート集団がいた。
そうしたエリートたちの中には、
迫害を逃れて王に代わって政治・経済を動かしていた「王の動産」と呼ばれる宮廷ユダヤ人が多数いた。

だが、ユダヤ人の大衆は繰り返される迫害の中で、
逃げたり、キリスト教徒に成りすましたりして生き延びてきた。

逃げたり隠れたりしたユダヤ人たちは、
地下抵抗運動(レジスタンス)を組織したり、
結社を作り王権(国家)やカトリックに対して反撃した。

結社を作る目的についてはプラトンが書き残しているが、
始めは、政府から身を守るために組織されたのである。
(後に政府を覆してしまう存在にまで成長する)

それが世界の中世から近代、そして現代と呼ばれている歴史なのである。
世界史とはユダヤ人の歴史のことをいう。
歴史は勝者によって刻まれる。


ただ、すべてのユダヤ人が贅沢な暮らしをしているわけではない。
イスラエルを見れば分かることだが、
貧しいユダヤ人も大勢いる。
そうした貧しいユダヤ人たちは、
私たちと変わらない慎ましい生活を送っているはずだ。
そしてイスラエルの法律を守って正しく生きているはずだ。


ただ、こと特に戦争や迫害のことになると、
ユダヤ人は非常に敏感である。

ユダヤ人の中には、
他民族にはなかった迫害に対する深い恐れや警戒が存在する。
簡単には消し去れないユダヤ人のそうした記憶が、
ユダヤ人を他民族には心を開かない集団にしてしまった。


さてはてメモ帳さんのブログに、
先日フリッツ・スプリングマイヤーの「イルミナティ悪魔の13血流」が出ていて、
懐かしいなと、本棚の奥にしまっておいたのを取り出してみた。
(スプリングマイヤーの本は、他にも何冊かあったはず。ドラゴン太田氏翻訳の)
随分と前に読んだ相当分厚い本なのだが、
申し訳ないことにまったく内容は覚えていない。
パラパラめくってみると、所々がマーカーで塗りつぶされていた。

ここ数年私は、こうした陰謀論の本はほとんど読んでいない。
特に中丸薫とベンジャミン・フルフォードに関しては100%スルーである。
読んでためになることも書いていない。
(私も大したことはないが)

3月以降は地震や原発関係の本を読む機会が多いけれど、
ここ数年は、たとえば小岸昭氏の本などを読んでいた。
この人は札幌の隣町の江別に住んでいる。

著書はカバラからユダヤ人の歴史まで、ユダヤ教徒に関わるものばかりである。
その中で私が持っているのは3冊、
「隠れユダヤ教徒と隠れキリシタン」
「スペインを追われたユダヤ人」
「マラーノの系譜」である。

京都大学名誉教授だけあって、
さすがに歴史的専門性は高く、
調査の内容も濃い。

私が持っている3冊は、
スペインやオランダ時代のユダヤ人、マラノの歴史が主体であり、
氏の得意とする分野であるようなので、
興味深い記述も含まれている。
今日はその中から少し抜粋してご紹介したい。

氏はあきらかに親ユダヤ的な人物であるけれど、
陰謀論者の方々も学ぶべきところは数多くあると思う。
批判、同調どちらの立場あるとしても
小岸氏のような姿勢によってユダヤ人とは何かを学び、
描いてゆくことも大切であろう。
要は、正しい歴史を伝えることが望まれるのだから。
(勝者は歴史を捻じ曲げてしまうが)


以下、「隠れユダヤ教徒と隠れキリシタン」より

すでにある程度は研究が進んでいる歴史上の事象について、
自分はいつからこのテーマに関心を持つようになったのか、としばしば問うことがある。

以前は、その存在について知っていたとしても、
積極的な関心を持つことは全くなかったのに、
ある時偶然一冊の本を手にして、
あるいは人に教えられたことが機縁となって、
我々はある歴史上の事象ないしその世界に文字通り目を見開かれてゆく。

そして、当初その世界のへりに触れていたに過ぎないとしても、
そのへりそのものから我々は世界の風景をそれまでとはまったく違った目で見始めることになるだろう。

カトリック王国におけるユダヤ人の「隠れ」を探しに行った私の、
もう一つの隠れとの出会いは、今にして思えば、ポルトガルで初めて隠れユダヤ教徒「マラーノ」の調査を行った1990年にあったのかも知れない。

その年の夏、私はリスボンから電車で2時間ほど北東へ行ったところにある山間の町トマールのシナゴークを訪れた。
―中略―

ルイス・デ・アルメイダ(1525〜1583年)という、
日本での布教に生涯を捧げたポルトガル人イエズス会宣教師がじつは隠れユダヤ教徒「マラーノ」の家系に属していたということを、私はその時初めて知ったのである。
―中略―

ついで、生月町元触の隠れキリシタン大畑清氏が登場し、
納戸からそっと取り出した開かずのお櫃を開けると、
そこから現れたのは、「アルメー様」と呼ばれる、小さなチキリ(竿秤)だった。

これは、1561年に生月島を訪れた医者にして修道士のアルメイダが医療の際に用いた、
薬を計る秤だという。

この秤が納戸の中に隠され、代々御神体として祀られ、
土地の隠れキリシタンの信仰の対象にされてきたというのは、
私にとっては全く新しい発見だった。
―中略ー

マラーノの歴史に興味を持ち、スペインとポルトガルを振り出しに、
ブルガリアやトルコなどの旧ユダヤ人街を巡る旅を始めた1990年の初めに、
私は一遍のじつに刺激的な論文に出会った。
我が国のイスラム文化研究の第一人者として知られる井筒俊彦の「デリダの中のユダヤ人」である。

フランスの哲学者ジャック・デリダが1930年にアルジェリアに生まれたユダヤ人であるということは良く知られているが、その哲学思惟の最も根源的な部分に、デリダの中の寓意的な意味でのユダヤ性を探っていこうとするこうした論考は、きわめて珍しいものであるように思われた。
―中略―

「私はユダヤ人として生まれましたけれど、しかし、ユダヤ的伝統が私の仕事、
私の思索、の場であるということはないのです。・・・要するに、哲学的問いかけの私の言述の窮地の「場所」は、ギリシャ的でもヘブライ的でもなかった。
私が、終始、求めてきた「場所」は、一つの「非・場」なのであって、
それは私が幼い頃受けたユダヤ思想の影響と、後にフランスの大学で身につけたギリシャ哲学の遺産との、その両方の彼方に見出されるものなのです」

デリダの中のユダヤ性が、意識の表層的事態ではなく、深層的事実であることを物語るこの重要な発言から出発して、井筒俊彦は、ギリシャとユダヤの「彼方」に場所なき場所、
場所ならぬ場所、「非・場」を求めるデリダにとって、
この「彼方」にあるものとは砂漠でしかあり得ないのだ、と言う。
―中略ー

そのような哲学こそ、デリダ主義の標語であり別名である「解体」、
すなわち、ヨーロッパの伝統的な形而上学、
あるいはロゴス中心主義に対する挑戦、
それへの仮借ない批判、
そしてその否定として登場してきた「解体」理論にほかならない、と井筒俊彦は考える。
―引用終わり―


長い引用だが、実はまだまだ足りないと思う。
けれど、多少難しい内容であるので、
今回はこれが限度かと思う。


小岸氏の本には、ユダヤ人がレコンキスタの後、
キリスト教徒から迫害を受け、
1492年にはスペインを追放され、
ポルトガル、オランダ、イギリスなどへと移住してゆく様子も描かれている。

デリダが求める解体とは、
ヨーロッパに広がるキリスト的な思想を解体(人々の頭から取り除く事)し、
古くて新しいギリシャ・ユダヤ哲学を植え付けることである。

デリダも他のユダヤ人と同じように、
幼い頃からユダヤ思想教育を受けていた。
この子供の頃に教育するということが重要であることは、
プラトンの国家からも読みとれる。

子供を親から引き離し、
国家が養育するという究極の哲学思想によって、
家庭と言う社会の基礎単位は否定され、
国家が親となるのだ。

その土台の上に、国家主義の教育を植え付ければ、
感情に左右されない哲学的な殺人マシンの養成も可能となる。
タイガーマスクの「虎の穴」である。

デリダが追い求める砂漠とは、
エジプトで奴隷の身に甘んじていたユダヤ人が、
アブラハムの時代のように、
強く生まれ変わるために導かれたという場所であって、
ユダヤ人は何も持たずに砂漠にいた時こそ、
最も純粋に神に仕えていたのであった。

しかし、やがて国を持ち豊かになると、
神への忠誠も、哲学的使命も忘れ、
我々日本人のように堕落してゆくのである。
日本人が神に忠誠で、哲学的に最も純粋であったのは、
かの第二次世界大戦のときである。

神を省みなくなった「神の民」は、
そのためにふたたび荒野(または砂漠)へと投げ出されてしまう。

砂漠の民に油断はない。
そして砂地を這う蛇のように目的に向かって突き進む。
そこには邪念が入り込む余地がない。

ユダヤの神が信者に求めるものは、
神への純粋な信仰である。
それは哲学とも呼ばれている。
人間性を持たない機械のように乾いていて、恐ろしい道である。

人間社会の中で、
二度と離散(ディァスポラ)の憂き目に会わぬため、
また世界を更新するという究極の目的のためには、
感情に左右されない、我々から見れば残酷な精神の確立が求められる。


Posted by tanpopo at 14:44  | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

偽りに沈むこの世界で

佐野元春が「偽りに沈むこの世界で・・」と歌ってから早30年近く、
その頃の私には政治のことはさっぱり分からず興味もなかったが、
まさに「若すぎて、何だか分からなかったことが、リアルに感じてしまうこの頃」になってきた。

まず、先日のJR北海道の事故についてだが、
記者会見を行った専務の一條昌幸は、
「乗務員の行動は間違っていなかった」と言った。

燃え上がる列車の中に多数の乗客を閉じ込めた行いが間違っていなかったと。

私もそうだが、庶民は騙されやすい、
この件に関してはこれ以上追求する時間はないので簡潔なたとえ話で終わらせたい。

もし家が火事になった場合、
あなたは家族に「いま火元を確かめているから外に出るな、外の方が煙がひどいから」
などと言うだろうか。

消火に駆けつけた消防士が、
「中で待っててください、火元を確認しますから。外は煙がひどいので」
などと言うだろうか。

「すぐ外に逃げろ!」
と叫んで助け出すのが普通ではないか。

だがJRは火事が起きているのに「中にいろ」という。
その行動が間違っていないという。

どう考えてもおかしい、まともではない。

政府が国民を騙してきたから、
大企業もこうなるのだ。
特にJRはもともと国営である。
「子は親に似る」のだ。
政府の無責任さがそのまま企業に反映されている。


例の海水注入問題だが、


東京電力の武藤副社長は、福島第1原発1号機への海水注入をめぐり、現場の吉田所長に注水の中断を指示したのは、東京電力の担当者が菅首相の判断を推し量ったことがきっかけだったことを明らかにした。

東京電力・武藤副社長は「後ほど私が聞きました内容によれば、官邸では当時、海水注入のような具体的な施策まで総理がご判断されるという感じがあって、そのご判断がない中で実施を、注水を継続を続けるということは難しいという雰囲気があったということが伝えられたというふうに対応してます」と話した。

さらに、武藤氏は当時、「東電社内で再臨界の可能性が増えるとの議論は一切なかった。物理的にも海水の方が臨界になりにくいことは自明の理だ」と述べ、原子力の常識より、首相官邸の雰囲気が優先され、注水中断の判断に至ったことを示唆した。
(FNN記事より引用)


これに対し菅は「私が止めるように要請したことは一度もない」と言っている。
確かに菅は止めろとは言わなかっただろう。
だが「再臨界の危険はないのか」と問いただすことで、
注入を停止させる雰囲気を生み出した。

また、専門家に任せず、緊急対応にまで口を挟んでいたことがこれで分かった。


一秒を争う原発事故では、
その時間が命取りになる。

菅への説明より、
原発の暴走を止めることが優先される。
(吉田所長が本当に海水注入を止めていなければ、その判断は正しい)
連絡や報告など後でいい。

最も重要なことは、
JRでも原発でも、人の命に関わる危機から脱することだ。

国会で菅は「メルトダウンや海水注入の問題などで発表を訂正してきた出来事がいくつもあった。
最高責任者として痛切に反省し、お詫びしたい」」として幕引きを図った。

この言葉の中に、
メルトダウン、放射能汚染、海水注水問題に関して虚偽の発表をしてきたという、
菅の後ろめたさが透けて見える。

自身に間違いがなければあの男が謝罪などするわけがない。

不信任案提出が間近となって、
鳩山に助けを求める位なら、
始めから仲間を大切にしろと言いたい。

鳩山は惚けているが、
菅が辞めなければ不信任案に賛成する可能性が高い。
でなければ、鳩山派復権の約束を取り付けるかだ。
(くだらん国民不在の政局だが)

確かに、復興問題を抱えて総選挙になることは政治の空白を設けると言う意味では好ましくない。
ふつうなら。

だが菅内閣のままで、放射能垂れ流しや復興遅れが続くよりましである。

自民党の大島氏は、
菅が辞めれば「速やかな復旧・復興のための政治体制を作る用意がある」と明言した。
だから菅が辞任すれば事は済む。

菅も「延命だけを考えていると思われているのは不徳の致すところ」と言っている。
だったらさっさと辞めてくれ。
総理大臣の能力がないことは、このゴタゴタでもう十分に分かったから。


佐野が歌う―偽りに沈むこの世界とは何か、
虚構が生み出した世界で演じられるオペラ、
政治もそのひとつである。

私たちが獲得したはずの富や名声が、
いま失われていこうとしているのはなぜか。

それらは偽りが生み出した幻影だったのである。

すべて世界を動かす人々が調整している、
政治、経済、軍事、学問、科学、宗教、メディア、スポーツ、芸能、娯楽といった要素によって仕掛けられる魔法である。

日本が豊かになったのは、
アメリカが梃入れしたからだが、
その後はもっぱら国債という借金に拠った。
つまり武富士から金を借りて自転車操業してきたようなものだ。
日本人が今持っている金は、国が借金をしてばら撒いたものである。

別の演出としては、
円の価値が高まれば材料の輸入は安くなる。
レートを決めるのは彼らである。
そうした経済行為を日本人は西洋に倣ってきた。
だがそれは持続可能な社会システムではない。

その悪魔が作ったシステムは時限爆弾であって、
必ず破綻を迎える。
今がその時である。

この悪魔が仕掛けた経済的な破綻時期に国土そのものが破壊されれば、
すべては歴史の闇の中でうやむやにされてしまう。
日本は経済が悪化していた時期に、
自然災害と原発事故で国家破綻したのだと。
悪魔が何をしたかは、議論されなくなる。


本来、日本が自然に破綻したならば、
日本に持ち込まれた欧米型経済、
つまり悪魔が生み出したインチキ経済システムが否定され、
再検討され、
失敗の中から正しい政治・経済観が生まれてくるはずなのだ。


資本主義は今や崩れ去ろうとしているが、
それは偽装され、姿を変えて必ず生き残る。

そして時を経て再び生まれ変わる。

アラジンに登場する、砂漠に突然現れる城のように、
現れては消え、
消えてはまた現れる。
別の時代の別の国で。

なぜなら、それらはすべて魔法、
悪魔がかけた魔術に他ならないからだ。
明治維新以降に、日本にかけられた西洋魔術である。

それでテレビや映画の世界が魔法という言葉や画像であふれかえっているわけだ。
いいかげんこのことに気づかないと、日本は本当に手遅れになる。

真に持続可能な世界とは、
日本の江戸時代のような生活と国家システムにあった。

戦争がなく、全国民が慎ましく生きていた時代、それが日本の江戸時代である。
全世界に日本が誇れるのは徳川時代の社会システムである。
しかし、西洋の魔術師たちがその歴史を貶めている。
竜馬とテレビを利用して。
Posted by tanpopo at 09:14  | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月30日

JR北海道の列車事故はテロ事件か

私の住む北海道で、ありえないような出来事が起きた。
JR北海道の振り特急が脱線し火災を起こした。

これだけでも問題があるが。

さらに乗務員たちが、
社内で煙に巻かれて苦しむ乗客を避難させず、
「車外に出ないで下さい」と指示したばかりか
煙に耐え切れず続々と車外に逃げ出した乗客に対して、
「なぜ勝手に降りたのか!」と叱り飛ばしたという。

だが乗客たちは
「指示に従っていたら死んでいた」と言っている。
人間は煙に巻かれた場合、
2分程度しか呼吸を止めることはできない。

乗務員は乗客が死ぬのを待っていたのではないのか?
わずかの時間で全滅できる。


私には、まともな出来事だとは思えない。
いち早く乗客を避難させるべきところではないか。

三鷹事件などを思い出し、
かつて国鉄時代に大勢いた過激派の生き残りなどが、
仕掛けたテロ事件の可能性さえあるのではと思っている。

過激派と言えば、
現政権は過激派出身者が作ったわけだが、
現政権で今回の事故の調査ができるかどうか危ぶまれる。

この事件は徹底的に調査されなければならない。
運転手や車掌がどういった人物であるか、
なぜ列車が脱線し、火災がおきたのに閉じ込めたのか。
運転士は火災の発生を知りながら、
指令センターになぜ報告しなかったのか。
犯罪の匂いがする事件である。

まったく、日本はどうなってしまったのか。
あるゆる事業から不祥事が噴出してくる。
今まではほとんどなかったが。


もし、それらが同じ仲間たちによって起こされていたとしたら、
私たちは早く手を打たなければならないはずだ。

ともかく今は、過激派が作った政権とはおさらばすることだ。
Posted by tanpopo at 18:57  | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月29日

IAEAは何をしたか

IAEAが福島原発の査察に訪れている。

この有名な国際機関が、
国が隠してきた福島の真実を暴いてくれるのではないかと、
期待している人もいるはずだ。

残念だが、それは期待できない。

IAEAは福島原発事故直後、
飯館村で高濃度の放射能を計測しながら、
中途半端な発表で、
日本政府に避難勧告を要請しなかった。

結局、飯館村の住民は2ヶ月間も、
被爆し続けてきた。
七沢氏の「原発事故を問う」を読んでいると、
IAEAが何をするために福島に来ているか、
明確に理解できる。
IAEAがチェルノブイリでやったことを思い出せば。



以下、七沢潔「原発事故を問う」より

共通の利害―ソ連とIAEA

IAEAはアメリカのアイゼンハワー大統領の呼びかけにより、
原子力の平和利用を推進する目的で1957年に設立された国連の専門機関である。
―省略―

事故のあと、放射能が国内だけでなく、
ヨーロッパ全域に広がっていました。
そのため、各国で原理力エネルギーに対する反感が強まってくることを7、
ブリックス事務局長は非常に心配していたのです。
―省略―

フレストフの記録によると、その後ブリックス事務局長は、
5月2日、EC諸国代表者会議を開くにあたり、
フレストフに「チェルノブイリ原発事故を巡って繰り広げられている大騒ぎを鎮める路線をとることを約束する」と伝えている。

ソ連領土内6ヶ所に放射線測定器を設置し、
毎日の放射線レベルをIAEAに送ることなどを目玉とした、
情報公開の協約について発表した。
−省略−
ソ連が選らんだ町オステルは、ほとんど汚染の少なかった原発の南東60キロの地点であることに留意するジャーナリストはいなかった。
−省略−

8月の国際検討会議は、IAEAとソ連、
さらに各国政府の「原子力推進体制を守る」という共通した利害の上に成立していたのである。
−省略−

政治局からの要請により、少なくとも二つの重要な要素が報告から削られることになった。
当時、代表団の一員だったクルチャトフ研究所のV・ジョーミンがこう報告している。

「ひとつは制御棒の構造、正のボイド効果を中心とするRBMK型原子炉の欠陥について、
もうひとつは、子供の被爆に関するデータでした。
事故直後の避難の遅れや、ヨード剤の配給がなかったことなど、
対応に問題があったことを隠さなければならなかったのです」

ジョーミンはその後、内外でデータの隠蔽が批判されることになった、
原発から150キロ以上離れたベラルーシ(当時の白ロシア)のゴメリ周辺の汚染状況については、
7月の時点で削られたわけではなく、
すでに6月の政府事故調査委員会の報告時点で落とされていたと証言した。

−引用終わり−

ソ連政府は原発事故被害の矮小化、隠蔽、
そして事故の原因となった原子炉の欠陥についても隠蔽し、
事故の責任を運転手らに着せて、
世界中に虚偽の報告を行っていた。

そのソ連の虚偽の報告を、
IAEAが後押ししていたのである。

それは、IAEAが世界の市民のための団体ではなく、
「原子力発電を推進する」という使命を持った団体であることを知れば、
理解できるはずだ。


菅内閣の原発対策は、
まったく当時のソ連政府と同じである。

原発周辺30キロ以内の立ち入り禁止、
住民避難の遅れ、
ヨード剤の配給がなかったなど、
チェルノブイリ事故対応を事前に勉強し、
そのまま実行しているのではないかと思われる。

そのため、
放射能漏れ隠し、
事故の矮小化、
核爆発の隠蔽など、

国民を欺いて、
今でも事故の真実を覆い隠し、
周辺住民とすべての国民を被爆させているのだ。

IAEAは、菅政権と同じでまったく信用できない。
菅はそんなIAEAを利用して、
国民の沈静化を謀るだろう。

IAEAは、気象庁が出していた日本全土の放射性物資拡散予測の打ち切りを要請し、
気象庁はその指示に従い、5月23日で打ち切っている。

菅は帰国後、小沢と会談すると言っているが、
小沢を政治的に抹殺しておいて、
自分の首が危うくなると今度は懐柔をはじめた。

この男、できれば日本に二度と戻ってきてほしくない。
そのままフランスに亡命してはどうか。

そうなれば、枝野や細野が毎日出てきて、
嘘ばかり並べ立てる記者発表もなくなるだろう。

※台風崩れが放射能を撒き散らすと思われます。
マスクや雨仕舞いをきちんとやってください。

また政府の放射線モニタリングポストは、
計測地点が空中80メートルに達するものもあるそうだ。

これでは地面から放出されている放射線の正しい計測はまったく期待できない。





情報:井口氏に拠れば、今回は日本の方向ではなく、アメリカ大陸方面だそうですが・・・
plotstations.png
(HAARPホームページ3軸磁力計より)
1105290830_rt_ae.png
(NICT:AE指数:京都大学)

Posted by tanpopo at 21:00  | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

福島原発は核爆発ではないのか

七沢潔氏の「原発事故を問う」を読んでいたのだが、
終わりの頃になって興味深い記述があった。

第4章

「2回の爆発の謎」

チェルノブイリ原発事故のプロセスを語る時、
世界の科学者を最も悩ませたのが「2回あった」とされる爆発のメカニズムである。

86年にソ連政府がIAEAに提出した報告書では、
作業員や目撃者の証言とコンピューターによるデータ解析から、
爆発は2、3秒の間隔で連続して起こったとされている。

まず原子炉の出力暴走の結果、最初に水蒸気爆発が起こり、
ついで2、3秒後に燃料被覆管のジルコニウム合金との反応で生まれた水素が爆発することで、
2回目の爆発が起こったというのである。

しかし、この説明に満足する専門家は少なかった。

―省略―

「2回の爆発」の謎に挑んだ学者がアメリカにいた。
アメリカ・エネルギー省のチェルノブイリ事故調査チームの主任を務めた
エドワード・パービス博士である。

パービス博士は、86年8月のIAEAの国際検討会議に出席しているデル・バンチ博士などと連絡を取り、大型コンピューターによる解析で、
いち早くソ連政府の「事故原因隠し」を見抜いたチームリーダーである。

彼はこの「2回の爆発」に対するソ連政府の説明に納得していなかった。
爆発が原子炉のみならずその周囲の厚い壁や屋根までこなごなに破壊してしまったことを考えると、
ソ連のいう2種類の爆発では説明できないと考えたのだ。

まず2回あったという水素爆発にはそれだけの破壊力はないし、
そもそも水素がどうして存在するのか、
前提条件に疑問があった。

次に、最初に会ったという水蒸気爆発だが、
原子炉の暴走により水蒸気爆発が起こることは、
1960年代にアメリカで行われた実験結果から、
世界の定説になっていた。

暴走によって核燃料が高温化して破壊され、
冷却水を水蒸気化し、爆発することでエネルギーが放出され、
事故が終わるというプロセスである。

しかしそれでは壁は破壊されず、
また2回の爆発がどうして起こったのか説明できない。

「私は、事故が起こってすぐに、急激な反応度の投入をきっかけとして、
核燃料の気化と膨張が起こったなと思いました、
つまり、核暴走の結果、冷却水が蒸気となって放出され、
水がなくなった状態で核燃料の内部で気化が進み、
それが一気に爆発的に膨張することで、
炉心がこなごなに吹き飛び、
強い衝撃波が原子炉周囲の壁を突き倒した、と考えたのです。

―省略―

水のなくなった状態で、燃料の温度は少なくとも4千6百度を超え、
燃料の中心部で気化が始まる。
あたかも電子レンジで卵を温めたときのように、
燃料の中心部に発生したガスが超高温の中で膨張し、
ウラン燃料の真中から一気にはじけるように爆発が起こった。
これが2回目の爆発と言われるもので、
巨大な破壊力を持っていたのである。

この仮説を裏付けたのは、1989年に米・ソ・欧州の原子力調査団の一員として、
パービスがチェルノブイリ現地を訪れた時にみずから採取した土壌サンプルの顕微鏡写真だった。

その写真を見ると、原発周辺に散らかったヨウ素131の粒子は、
雪の結晶のような形をしている。
ルテニウムの粒子は球状である。

それは核燃料が7千度を超える高温で気化したことの動かぬ証拠であった。

引用終わり


だが、パービス博士は核爆発ではなく、
核燃料が気化した結果、ガス爆発したと言っている。


これに対して「小さな核爆発」だったという科学者も存在する。
核連鎖反応と熱爆発の両方があった。
世間一般の原子力学者は、
核爆発という言葉のあやを恐れているのだと。


これら核物理学の専門家たちの証言を踏まえ、
福島で起こった爆発を考え合わせると、
なぜ、福島原発において「水素爆発」によって分厚い外壁が破壊されたのか?
非常に疑問が残るだろう。

また日本のマスコミはメルトダウンという言葉の「あや」が怖いので、
炉心溶融という言葉に代えますと宣言したが、
政府やマスコミ、日本の学者たちは、
我々国民に対して、まったく納得のいく説明を行っていない。

特に3号機では強烈な爆発が起こっている
以前に私も3号機は未熟核爆発ではないのか、と書いた。



3号機の燃料プールから核燃料が周辺に飛び散っているという
ガンダーセン博士からの分析がネットで出ている。


チェルノブイリでの調査と同じように、
原発周辺の土壌を顕微鏡検査することで、
事故の性質も分かってくるはずだ。
アメリカ政府はすでにサンプルを入手しているというから、
すでに検査結果は出ているはず。

だが、日本政府もアメリカ政府もそのことを国民に知らせていない。
福島から、大量のプルトニウムが放出されているのに、
「プルトニウムは重たくて飛ばない」などと出鱈目な説明を学者に言わせ、
正しい説明がないのはなぜだ。

菅政府の恐るべき情報隠しが、
日本国民を被爆地獄という奈落へ突き落としている。

まだ多くの国民が政府の説明を聞いて「大したことはない」
と高を括っている。
私の周りの人々も皆そうだ。

日本国民はみな菅や枝野、細野の言葉に騙されているのだ。
Posted by tanpopo at 12:22  | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月28日

注意

原発記事の用意で目を離していたら、
いつの間にかAE指数が急上昇。

NOAAの宇宙天気アラート:5月に出された警告では、
地磁気Kインデックス6のしきい値に達したという警告が。

ただ、問題が起きるのは日本とは限りません。

NOAA宇宙天気アラート

警告: 地磁気 K - のインデックス 6
しきい値に達しました: 2011 月 28日 0849 UTC
シノプティック期間: 0600年-0900 UTC
駅: ボールダー
アクティブな警告: はい
NOAA スケール: G2 - 中



宇宙天気メッセージ コード: WARK06
シリアル番号: 172
問題時間: 2011 月 28日 0845 UTC

警告: 地磁気 K - のインデックス 6 を期待
5 月 28日 0845 UTC から有効: 2011
有効: 2011 月 28日 1200 UTC
警告状態: 発症
NOAA スケール: G2 - 中



宇宙天気メッセージ コード: ALTK05
シリアル番号: 656
問題時間: 2011 月 28日 0841 UTC

警告: 地磁気 K インデックス 5 の
しきい値に達しました: 2011 月 28日 0840 UTC
シノプティック期間: 0600年-0900 UTC
駅: ボールダー
アクティブな警告: はい
NOAA 規模: G1 の-マイナー



宇宙天気メッセージ コード: WARK05
シリアル番号: 698
問題時間: 2011 月 28日 0616 UTC

警告: 地磁気 K インデックス予想 5
5 月 28日 0620 UTC から有効: 2011
有効: 2011 月 28日 1600 UTC
警告状態: 発症
NOAA 規模: G1 の-マイナー
(NOAA 宇宙天気アラート:5月に出された警報より)



地磁気インデックス6という数値は、
私が観察を始めてからは始めての数値です。
3.11の時はしきい値5でした。

ちなみにHAARPの3極磁力計は
plotstations.png

以上のように急激な変動を示しています。

NICT宇宙天気予報では、

2011/ 5/28 16:59 更新
太陽風が500km/秒の高速風になりました。太陽でCクラスのフレアが頻発しています。

担当 篠原

高速の太陽風がやって来ました。
昨日のニュースの後から、太陽風の速度と磁場強度が共にゆっくりと上昇し、
半日ほどかけて、速度は470km/秒、磁場強度は10nT近くまで高まりました。

高速風は、更に強まる気配を見せていて、
28日16時(世界時28日7時)には、
磁場強度は12nT、速度は500km/秒へと上がっています。
磁場強度が強まり、プラズマ密度も高まっていることから、
この後に、更に速度の上昇が続く可能性があります。

前周期並みに、700km/秒規模にまで達するのでしょうか
今後のACEのデータに注目してください。


太陽風の強まりとともに、磁場の南北成分は南を向くようになりました。
-5nTから、現在は-10nTに達する強い南向きとなっています。

この影響で、磁気圏の活動は活発になっています。
AE指数は、800nTから、最大1100nTに及ぶ中規模の変動を示しています。
現在、南向き磁場が更に強まっていることから、
一層激しい擾乱が起きる可能性もあります。

また、Dst指数も、最大で-40nTの変化を記録していて、
弱い磁気嵐になっています。
-10nTの強い南向きの影響が現れるのはこれからで、
より規模の大きな磁気嵐になりそうです。


SDO衛星のAIA193では、コロナホールは太陽の西側に移動し、
地球へ強い影響が及んでいます。
コロナホールの規模を考えると、高速の太陽風はあまり長い時間続かないと思われますが、
今後どうなるでしょうか。


ここしばらくおとなしかった太陽のX線グラフは、
急に活発になっています。

昨夜から現在にかけて、
C2.1、C5.6、C1.1、C1.4、C1.2、C1.4、C1.6、C8.3と、
Cクラスの小規模フレアが次々と発生しています。
最大のものは、後一歩でMクラスでした。

これらは、太陽の南東(左下)から上がってきた、1226黒点群が起こしたものです。
可視光写真では、大きな黒点が顔を出しています。
今後の活動に注目してください。

NICT宇宙天気予報より



以上のように、非常に問題がありそうな文面です。
太陽でフレアの活動が活発になると、
電離層に擾乱が起きて地表に多大な影響をもたらすのです。

AE指数もどんどん上がっています。
まさか地震や竜巻だけではなく、台風にまで・・・・

PLQLAE.png



電離層概況は比較的落ち着いていますが、
今後も目が話せない状況なのですが、
私はこれから予定が入っていて動けません。

まだ見ていませんが、
井口和基氏のブログに詳しい情報が出ているかも知れません。
申し訳ありません。
Posted by tanpopo at 18:47  | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする