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女版・朝青だ!五輪スケート女王が大乱闘 (2/2ページ)

2011.6.9 05:01
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女版・朝青だ!五輪スケート女王が大乱闘

2006年トリノ冬季五輪でも金メダルを獲得した王濛選手。スケートリンクならぬ、路上で“大暴れ”を演じた【フォト】

 泥酔した揚げ句に一般人に暴行し、大相撲から“追放”された元横綱朝青龍。その“女版”ともいえるスポーツ選手が中国にいた。しかも、20人以上を相手の大立ち回りだから、朝青龍以上。バンクーバー五輪で中国全土を熱狂の渦に巻き込んだ王濛、周洋両選手らが、前代未聞の乱闘騒動を起こしてしまった。

 香港紙、明報などによると、騒ぎが起きたのは7日の深夜0時過ぎ。「酒に酔って暴れている人がいる」との通報が地元公安局に入り、20人ほどの治安要員が駆けつけると、スケート選手の方から先に手を出した。当局はこれを棍棒(こんぼう)などで制圧し、選手10人あまりを病院へ搬送。一部の選手は全身打撲で重傷という。

 2カ月にわたる合宿のため5日に雲南省入りしていた選手団は、6日夜に麗江市に立ち寄って食事。名峰・玉龍雪山を望む景勝地での宴席では酒も出て、盛り上がった末の帰り道でトラブルは起きた。

 中国のショートトラック女子は、バンクーバー五輪で全4種目を制した強豪。トリノ五輪で500メートルを制し、バンクーバー五輪ではリレーを含む3冠の王濛選手や、同じくバンクーバー五輪2冠の周洋選手らが酒の勢いにまかせて暴れたとすれば、金メダルの栄誉に泥を塗りかねない行為だ。

 選手側は「酒を飲んで暴れてはいない」と反論しているが、王濛選手の気性の荒さは有名。07年の冬季アジア大会(中国・長春)で1500メートル3位に終わると、テレビインタビューで「代表チームに戻りたくない。勝つための戦術がない」とチーム批判。直後の世界選手権では発言がもとで代表落ちし、小学生のように反省文を書かせられるなど、“お騒がせ”は初めてではなかった。

 王濛、周洋両選手は軽傷で競技に影響はないもようだが、2人は運ばれた病院で自身のミニブログを何度も更新。「医者が誰も対応してくれない。ここの医者はみなバイトなのか? 警察は何をやっているんだ」などと怒りをあらわにした。やっぱり、まだ懲りてはいない?

(紙面から)



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