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人気アイドルグループ・AKB48の「第3回選抜総選挙」が9日、東京・日本武道館でいよいよ開票を迎える。午後3時で投票が締め切られた8日、デイリースポーツはチームBによるリバイバル公演が行われた東京ドームシティホールで“緊急出口調査”を敢行。男女20人ずつのファンを対象にした1位予想は、5月25日の開票速報で2位だった前田敦子(19)が、同1位の大島優子(22)を僅差で上回った。2人の一騎打ちとみられる今回の総選挙。昨年、大島に敗れて連覇を逃した前田のリベンジシーンを思い浮かべる声が優勢のようだ。
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ファンの声は“前田優勢”だった。午後3時の投票締め切りと同時に、“大一番”の出口調査を進めた。速報3位の柏木由紀(19)がキャプテンを務めるチームB公演の開演を待つ、10代から40代の男女40人を直撃。“推しメン(好きなメンバー)”は柏木が最多の7人を占めたが、1位予想では前田、大島の名前しか挙がらなかった。
支持数は前田が23人で、大島が17人。前田は特に男性に強く、20人中14人が推した。
「ドラマや映画によく出ている分、一般人に知られている」(46歳男性=会社員)、「優子が好きだけど…。AKBのセンターはあっちゃんじゃないとしっくりこない」(23歳女性=会社員)と“AKB=あっちゃん”との主張が多かった。
また、昨年の結果に続き、速報でも2位となったことで、“前田ファン”が奮起するという指摘も。「昨年は前田ファンに油断があった。中間発表を見て、勝つものだと思い込んで他の人に投票した人もいた」(15歳男性=学生)、「優子が好きだけど、今年はファンが頑張りそうだから」と“組織力”の強みを強調した。
AKBが誇る“ツートップ”だけに、大差はなかった。大島は女性20人中11人の支持で前田に“勝利”。「ふざけているところと、ちゃんとしているところがしっかりしている」(18歳女性=学生)、「元気で明るくて、握手会やイベントでの対応が最高」(34歳男性=会社員)と“人柄”を評価する声が相次いだ。
日本中が注目するビッグイベントとなった総選挙。上位は10万票超えも予測される中、最後に笑うのは前田か大島か、それともビッグサプライズが起きるのか。国民的アイドルグループの中の最強メンバーが9日、決まる。
(デイリースポーツ提供)
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