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タレント・島田紳助(55)が、7月28日から三重県鈴鹿市で開かれる「鈴鹿8時間耐久ロードレース第34回大会」に参戦することが7日、明らかになった。“8耐”に島田は86年から10年間、自ら立ち上げた「チーム・シンスケ」を率いて参戦しており、16年ぶりに監督としてしゃく熱のサーキットに立つことになる。ライダーには宮城県出身の中木亮輔(34)を迎え、東日本大震災の被災地、被災者へ元気も届ける。
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被災地への思いを乗せ、監督・島田紳助が16年ぶりに鈴鹿を駆ける。東日本大震災を目の当たりにした島田は、1986年から10年間連続参戦し、最高14位を記録したチーム・シンスケを復活させ、サーキットから夢と希望を被災地へと送る。
思いを再び熱くたぎらせたのは、中木の存在を知ったことがきっかけだった。昨年現役を引退した中木だが、東日本大震災で実家が被災し、「何かの形で被災地に元気を与えたい」と現役時代に出場がかなわなかった8耐参戦を熱望。その思いを紳助が伝え聞いた。
再挑戦は司会を務めるTBS・MBS系「紳助社長のプロデュース大作戦!」(火曜 後7・00)の新企画として行われるが、8耐への思いを持ち続けていた島田は、「今回(金銭面等で)参加が不可能でないと分かったのでエントリーすることにした。8耐の人気も下火なので、興味を持ってもらいたい思いもある」と語った。
復活は今大会1度きり。それでも「やる限りは本気。1個でも上を狙う」と真剣そのもの。渡辺正行(55)、山田親太朗(24)、波田陽区(36)、陣内智則(37)、はるな愛(38)と参加を名乗り出たタレント勢をサポートスタッフに迎え、宮城県出身のサンドウィッチマンは、メカニックの勉強に取り組み、実際にピット作業にも参加する。
「最高目標は15位。最低でも5時間は走る。人間が走っているというところを見てもらいたい。強い決意で臨んでいます」と“島田監督”。ハンドルを握る中木は、「すべてを出し切って全力で臨みます」と故郷への熱い思いを言葉に込めていた。
(デイリースポーツ提供)
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