【社会】美宝堂専務を愛知県警逮捕 ダイヤ投資詐欺の疑い2011年6月9日 02時08分 名古屋市東区の宝石販売「美宝堂」の投資詐欺事件を捜査していた愛知県警捜査2課と東署は8日、詐欺の疑いで、実質経営者で専務の野々垣敬容疑者(55)を逮捕した。野々垣容疑者は犯行動機を「会社の資金繰りに困っていた」と供述しているという。 逮捕容疑では、昨年6月下旬、市内の男性会社役員(49)に電子メールで架空のダイヤモンド商社への投資話を持ち掛け、500万円をだまし取ったとされる。「40日後に15%の配当を上乗せし、575万円を返金する」という保証書を手渡して信用させていた。「間違いない」と認めているという。 投資話のトラブルに遭った被害者らによると、野々垣容疑者は2009年夏ごろ、地元経済界の知人らを相手に資金集めを始め、この男性を含めて少なくとも5人が約6千万円の返金を求めている。 県警の調べに「売り上げが減少し、多額の借金で新たな借り入れができず、資金繰りに窮していた」と供述。集めた資金で経営難をしのぎつつ、一部を配当に回して新たな投資を呼び込む自転車操業が続いていたとみて、財務実態を調べる。 1950年創業の美宝堂は、親子3代で出演するテレビコマーシャルを通じて知名度があった。今春、事実上倒産した。民間調査会社によると、10年1月期末で22億円の負債があったとみられるが総額は判明していない。 (中日新聞) PR情報
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