「元気・笑顔・思いやり」と「市民のためのまちづくリ」
養父市長 広 瀬 栄
この度、八鹿浄化センター複合発酵増殖プラントの完成式にあたり、一言ごあいさつを申し上げます。
養父市は、合併して6 年目を迎えておりますが、依然として厳しい財政運営を強いられ、行財政改革の真っただ中にあります。市では、この苦境を乗り切るため市民と職員が一丸となり、創意工夫を重ねながら「元気・笑顔・思いやり」のある“市民のためのまちづくり“に取り組んでいるところであります。このためには、既成概念にとらわれず、新しいものにも勇気を持ってチャレンジする精神が重要であると考えておリます。
既存の下水道処理施設からは多量の余剰汚泥が発生し、その処理に毎年多額の費用を投じております。そこで、株式会社地球環境秀明(ひでみつ)の環境微生物学博士高嶋康豪(やすひで)氏が開発された微生物群による複合発酵技術を用いて、余剰汚泥を消失させる複合発酵増殖プラントを、八鹿浄化センターに導入することと致しました。
このプラント導入によって、汚泥処理に要する費用が不要になると同時に、汚泥処理・処分時に発生する二酸化炭素の大幅な削減が図れ、地球温暖化防止にも大きく貢献できるものと確信いたしております。
養父市はこれを期に、複合発酵技術を多方面に応用し、ゼロエミッションシティーづくりを日本全土に宣言し、安心安全なまちづくりを進める決意であります。
最後になりましたが、今日に至るまで、本プラントの導入に対し、多くの関係者の皆様の格別なるご理解、ご協力を頂きましたことに心より感謝を申し上げ、ごあいさつといたします。
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