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菅首相:若手と積極的に交流…辞める気ゼロ?

政府与党社会保障改革検討本部成案決定会合に臨む菅直人首相=首相官邸で2011年6月8日午後6時23分、藤井太郎撮影
政府与党社会保障改革検討本部成案決定会合に臨む菅直人首相=首相官邸で2011年6月8日午後6時23分、藤井太郎撮影

 与野党で菅直人首相に早期退陣を迫る「包囲網」作りが進む中、首相が若手議員らとの会合に精を出している。菅首相は2日の民主党代議士会で「若い世代に責任を引き継ぎたい」と述べ、退陣の意向を表明。首相秘書官から若手議員に「首相が意見交換したいと言っている」との電話もかかる。当の若手は「今まで意見を聞く機会はいくらでもあったはずだ」と冷ややかだ。

 8日午前、官邸に出勤した首相は記者団に「きょうで政権発足1年ですが」と問われると、「早いねえ」と笑顔で答えた。同日夜には、東京都内の中華料理店で当選1回の衆院議員約20人と会食。7日には民主党震災ボランティア室に所属する議員ら約10人を官邸に招き、「風力発電をもっとやりたい」「どんどん提案してくれ」と政策実現に意欲を見せた。【影山哲也】

毎日新聞 2011年6月8日 20時24分(最終更新 6月8日 23時09分)

 

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