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【社会】

東海第2、原発タービン羽根に傷 揺れで接触か

2011年6月8日 21時23分

 日本原子力発電は8日、東日本大震災により自動停止した茨城県東海村の東海第2原発で、4基あるタービンのうち2基の低圧タービンの羽根に傷が多数見つかったと発表した。周辺環境への影響はないとしている。

 日本原電は揺れで羽根同士が接触した可能性が高いとみている。国と茨城県、東海村に報告し、ほかのタービン、発電機なども追加で検査する。

 日本原電によると、蒸気を受けてタービン軸を回し発電機を動かす「動翼」と、蒸気を動翼に導くための「静翼」で、それぞれ複数箇所に傷が見つかった。地震発生時、タービンは揺れを感じて自動的に停止したという。

 東海第2原発は沸騰水型軽水炉で、出力110万キロワット。5月21日から11月中旬まで定期検査中で、日本原電は運転再開の時期は未定としている。

(共同)
 

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