下水処理における放射能等測定結果
平成23年5月19日
下水道局
東京都下水道局で汚泥処理を行っている各水再生センター及びスラッジプラントの脱水汚泥及び汚泥焼却灰に含まれる放射能の詳細な測定結果並びに施設周辺の空間放射線量の測定結果が出ましたので、お知らせします。
なお、今後も放射能濃度の測定を定期的に実施し、当局ホームページで公表していきます。
1 放射能量測定結果
試料採取日 5月10日〜12日
(1) 脱水汚泥
単位:Bq(ベクレル)/キログラム |
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※脱水汚泥は、下水を処理する際に発生した汚泥から水分を取り除いたものです。
※放射能量の測定は、外部の専門分析機関に委託しています。
(参考)
原子力災害対策本部が示した、平成23年5月12日付け『「福島県内の下水処理副次産物の当面の取扱いに関する考え方」について』によると、「脱水汚泥のうち、10万Bq(ベクレル)/キログラムを超える物など測定された放射能濃度が比較的高いものについては、可能な限り、県内で焼却・溶融等の減容化処理を行った上で適切に保管することが望ましい。なお、焼却灰については飛散防止のため、容器に封入する等の措置が必要である。」とされています。
(2) 汚泥焼却灰
単位:Bq(ベクレル)/キログラム |
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※汚泥焼却灰は、脱水汚泥を焼却したものであるため、放射能濃度が高くなります。
※放射能量の測定は、外部の専門分析機関に委託しています。
※測定値が検出下限値未満の場合を不検出とした。
2 空間放射線量の測定結果
測定日 5月18日
単位:μSv(マイクロシーベルト)/時間 |
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※放射線量は、職員が地上1メートルの地点でシンチレーションサーベイメータ等により測定しています。
(参考)
文部科学省ホームページ「全国大学等の協力による空間放射線量」によれば、5月11日〜18日の各地区における空間放射線量を1時間あたりに換算した参考値は、文京区0.13μSv(マイクロシーベルト)/時間〜0.21μSv(マイクロシーベルト)/時間、府中市 0.04μSv(マイクロシーベルト)/時間〜0.08μSv(マイクロシーベルト)/時間、目黒区 0.04μSv(マイクロシーベルト)/時間〜0.08μSv(マイクロシーベルト)/時間、港区 0.08μSv(マイクロシーベルト)/時間〜0.08μSv(マイクロシーベルト)/時間、八王子市 0.04μSv(マイクロシーベルト)/時間〜0.08μSv(マイクロシーベルト)/時間です。
東京都健康安全研究センターにおける「都内の環境放射線量調査」によれば、5月11日〜18日の1日単位の測定結果の平均値は、新宿区百人町0.0627μSv(マイクロシーベルト)/時間〜0.0678μSv(マイクロシーベルト)/時間です。
問い合わせ先 下水道局総務部広報サービス課 電話 03−5320−6515 下水道局計画調整部計画課 電話 03−5320−6594 |