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放射性物質:栃木と千葉の牧草 基準超すセシウム

 栃木県と千葉県は30日、両県の計3市町で採取した牧草から、農林水産省が定めた許容値を超える放射性セシウムが検出されたと発表した。乳用牛が食べる牧草の許容値は1キロ当たり300ベクレル。

 栃木県によると、牧草は24、25日に採取。那須塩原市の2地点で3500ベクレルと420ベクレル、那須町の2地点で670ベクレルと380ベクレルを検出した。両市町は以前の調査でも許容値を超えていた。放射性ヨウ素は不検出だった。

 大田原市や小山市、足利市など県南地域では、許容値を下回ったため給餌や放牧が可能になったとしている。

 千葉県によると、19日に栄町の利根川河川敷で採取した牧草から460ベクレルを検出。ほかに調べた8市町村はいずれも許容値以下か不検出だった。4月下旬、市原市と八街市で許容値を超えたため、周辺市町村も調査した。

毎日新聞 2011年5月30日 23時17分

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