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斧節【onobusi】 このページをアンテナに追加 RSSフィード


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2011-05-25

野心を持つ人は自滅している


 そこで、野心を持つ人は自滅していないでしょうか。野心の良し悪しを問うのではなく、これが最初に見出すことなのです。まわりを見て、野心を持っているすべての人を観察してごらん。君は野心を持つとき、どうなりますか。君は自分のことを考えているでしょう。自分の野心を実現しよう、えらい人になろうとしているために、残酷になり、他の人たちを押しのけて、それにより社会の中に成功している人と落ちこぼれている人との葛藤を生み出します。君と、そのほしいものを同じく求めている他の人たちとの間には、絶えず闘いがあるのです。そして、この葛藤は創造的な生き方を創り出すのでしょうか。理解できますか。それともむずかしすぎますか。

 君がそのものを愛しているとき、野心がありますか。うまくやりたいとか、もっと多くの利益や大きな成果をほしいからではなく、単にそれを愛していたいから、君のすべてをかけてそうしているとき、そこには野心がないでしょう。そこには競争がないし、一番になろうとして誰とも闘ってはいませんね。それで、教育は、君が本当に何を愛してするのかを見出し、生の始めから終わりまで、価値があると思える、君にとって深い意義のあることに取り組んでいけるように、助けるべきではないでしょうか。そうでなければ、一生みじめになるでしょう。本当に自分は何をしたいのかを知らないで、心は決まった仕事にはまりこみ、そこには退屈と腐敗と死だけがあるでしょう。それで、君が若いうちに本当に何を愛してするのかを見出すことが、とても重要であるわけです。そして、これが新しい社会を生み出す唯一の方法なのです。


【『子供たちとの対話 考えてごらん』J・クリシュナムルティ/藤仲孝司〈ふじなか・たかし〉訳(平河出版社、1992年)】


 広宣流布という言葉にかこつけて、私は野心を果たそうとしてきたのだろうか。今まで何度となく折伏において全国制覇してきたことを書いた。そこには間違いなく「お前ら、平均的な学会員なんぞに、俺たちの苦労がわかってたまるか」という驕(おご)りがあったはずだ。


「戦う」ことを正当化し、会員を「戦わせよう」とする幹部は野心の奴隷である。そんな連中を見つけたら、ただ一言「だったら、お前がやれよ」といえばいい。


子供たちとの対話―考えてごらん (mind books)