オシャレさん (2011.06)
 78年10月25日に発売されたのが『LET'S ONDO AGAIN』。その前日に録音されたのがCMの『日立のオシャレさん』で、これがアルバム《A LONG VACATION》の“狼煙”でした。

 この“オシャレさん”なる商品が何だったのか、歌詞の中に“Dry And Curl”というのが出てくるのでホットカーラーのようなものだったのか?サテ何だったかが思い出せなくて検索して見たのですが、なかなかそのゲンブツが見あたらず、出てくるのは私のCMソングに関してが殆どでした。

 特に電気製品は開発・改良が目まぐるしいので、30年以上も前の商品を気にかける人など、滅多にいないということなのでしょう。しかしその商品を宣伝するために作られた歌の方が、未だに検索の対象にされているという、“本末転倒”という語句は比喩として当たっていないとは思いますが、まことに皮肉な現象ではあります。

 以前の《アミーゴ・ガレージ》には“ホニオリン館”というのがあって、ナイアガラの空耳を紹介しておりました。最近では内田樹さんの『“ママは ウロウロ ふらふら”じゃないんですかぁ!!!』というのも、ありました。この発言の時、私はサザエさんのような“ママ”を連想してしまいました。

 この『オシャレさん』にも“空耳”があり、

 「オシャレさん お好きなところで
  Dry & Curl   Dry & Curl


 という歌詞が、

 「オシャレさん お好きなところで
  大宴会  大宴会


 というのがありました。笑わそうというのではなく、“そう聞こえたので、そう歌っていた”ということでした。お好きなところで“大宴会”をひらく、というのは相当いいことがあったということなのでしょうね。

 そこで私も“替え歌”を思いつきました。この『オシャレさん』のメロディーで、

 「与謝野さん お好きなところで
  大増税  大増税

  与謝野さんの 与謝野さん

  馨の与謝野さん



 (“与謝野”は鉄幹も晶子もいるので、“馨の”というオチにしてみました)

 与謝野さんという方は囲碁もお強く、ニコ動の公開戦(10万人以上が見てましたね)では、楽勝局面なのに最後に負けるというニクイ演出をなさる方で(笑)、更にリナックスに関しての知識の豊富さはマニアもビックリ!国会議員の中では当然NO.1でしょうから、確かに経済の立て直しが急務であることはわかりますが、ここはそのIT関連の豊富な知識を活用して“インテリジェンス”のヘッドになり、日本政府の《ハッカー・チーム》でも養成でもされたらいかがでしょうか。



 しかし、本当に青島(幸男)さんに似ています。

 



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