千葉県柏市で先月下旬、重体の男児(2)が市内の病院に搬送されたが死亡した。死因は餓死で食事を適切に与えていなかった疑いもあることから、県警柏署などが保護責任者遺棄致死容疑での立件も視野に、母親から詳しい事情を聴いている。
捜査関係者などによると、先月下旬の未明、柏市内の住宅から「子どもの具合が悪い」との119番通報があり、救急隊が駆けつけたところ、男児がぐったりしていたという。男児は市内の病院に搬送されたが間もなく死亡した。
男児は通常13~15キロあるはずの体重が約5キロだったことなどから、同署は捜査を始め、飲食店従業員の母親から事情聴取している。
毎日新聞 2011年6月8日 東京朝刊