東日本大震災・被災者支援活動
支援活動について
（更新：2011.06.07 10:11）
★お詫びとお願い★
現在、メール・Facebookやtwitterのダイレクトメッセージ・電話によるお問い合わせや発送のご報告が殺到しています。
時間が確保出来ず返信ができない状態が続いています。折角のご厚意に対して返信が遅れていることを心よりお詫びします。現在までいただいているメールやメッセージには遅くなっても必ず返信いたします。もうしばらくお時間をくださいますようお願いします。
今後、発送のご報告に対しては「返信不要」と記載してくださると大変有り難いです。また、到着確認などのご質問なども極力お控えいただけると大変有り難いです。
日本全国のみならず世界中から数多くのご賛同とご支援をいただいています。わたしに託していただいた支援物資は、単に「物資」ではなく、みなさまからのお気持ちが込められていることを理解しています。わたしにできるのはみなさまのお気持ちを確実に被災地へ届けることしかありません。どうかご理解くださいますようお願いします。
みなさんのご厚意に心から感謝しております。この場を借りて心から御礼申し上げます。
■報告
被災地では義援金の支給もないまま公的支援が打ち切られています。一部では「自立を促すべき」との声もありますが、残念ながら働こうにもまったく仕事がありません。（先日のニュースでは求人倍率0.2倍）支援はまだまだ長期に渡って必要とされています。しかし日を追うごとに被災地の報道は減少し、この大災害が風化し始めていることを憂いています。行政への不満はありますが今はそれを言っても始まりません。何もしないまま行政が動くのを待つより、動ける者が動くしかない。今までそんな思いで支援活動を続けてきました。
現場の声を聞くとボランティア団体や個人による無責任な支援活動が一部で問題になっています。「何が必要ですか？」と聞き取り調査を受け「明日届けます」というので期待して待っているとそれっきり連絡が無い。一度や二度ではないそうです。単発の物資支援はかえって迷惑になり不安を与えることになりかねません。今求められているのは責任ある継続支援です。
自己資金で支援活動を続けてきましたが、残念ながら力及ばず人的にも経済的にも限界を迎えました。しかし、わたしにはこれまでの支援先に対して大きな責任があり、絶対にここで止める訳にはいきません。多くの方々から資金援助のお申し出をいただきましたが、個人活動ではそれを透明化出来ないためすべてお断りしてきました。しかし、支援活動継続のためにはどうしても活動資金が必要だと判断し、任意団体「三陸支援プロジェクトNEXT」を設立しました。今後、社団法人へ移行し、三陸支援活動を通じて公益社団法人を目指します。現在は寄付控除の対象になりませんが、それでもこの「三陸支援プロジェクトNEXT」の活動資金をご支援いただける方は直接ご連絡くださいますようお願いします。
津波で失った命を取り戻すことはできなくても、せめて今ある命だけは何としても救いたい。自分は無力だと分かっていても何とかしたい。
どうかわたしに元気を与えてください。被災地に「げんき玉」を届けます。
打越 岳
■お知らせ
ダニエル・カールさんの山田町支援活動の様子が５月１３日（金）日本時間午後８時００分に放送となりました。しばらくの間はNHK Worldの「Features」でご覧いただけます。わたしも少しだけ出演していますのでよろしければご覧ください。みなさんから届けられた支援物資がどのようにして届けられているのかその一部をご覧いただくことができます。
Mission
of Hope
http://www3.nhk.or.jp/nhkworld/english/movie/feature201105132005.html
■支援活動の方針
わたしの支援活動の方針は現在以下の３つです。今後も現場のニーズに合わせて柔軟に変化させていきます。わたし個人による支援活動でしたが、活動継続のため任意団体「三陸支援プロジェクトNEXT」を設立しました。活動の趣旨は変わりません。
１）避難所への支援
避難所の物資担当者から直接支援要請を受ける体制を作り、必要な支援物資をいち早くピンポイントで届けています。現在は主に陸前高田市立第一中学校を支援しています。
・これまでの主な支援先
大船渡リアスホール
織笠コミュニティセンター
織笠保育園
県立山田高等学校
山田町中央公民館
山田町消防団第二分団
山田町営柳沢団地Ａ棟
大浦漁村センター
大浦保育園
豊間根保育園・改善センター
陸前高田市立第一中学校
２）自宅避難者への支援
被災地に住む友人・知人から情報収集し、支援を必要としている集落・避難所・被災者個人へ必要な支援物資をピンポイントで届けています。三陸沿岸には小さな集落が点在しているため、非効率でも人海戦術をとる以外にありません。休日はわたし自身も現地へ届けていますが、平日は個人・企業・ボランティア団体などの力を借りて支援活動を行なっています。
現在は主に、岩手県下閉伊郡山田町周辺の集落へピンポイント支援を行なっております。同じく山田町周辺の支援活動を行なっているダニエル・カールさんとも連携し、支援活動を続けています。
・これまでの主な支援先
岩手県陸前高田市小友町
岩手県大船渡市末崎町
岩手県大船渡市立根町
岩手県大船渡市赤碕町蛸ノ浦
岩手県下閉伊郡山田町山田（沢田地区）
岩手県下閉伊郡山田町飯岡
岩手県下閉伊郡山田町大沢（浜川目地区）
岩手県下閉伊郡山田町織笠
岩手県下閉伊郡山田町織笠（跡浜地区）
岩手県下閉伊郡山田町織笠（外山地区）
岩手県下閉伊郡山田町織笠（落合地区）
岩手県下閉伊郡山田町船越（山ノ内地区）
岩手県下閉伊郡山田町船越（田ノ浜地区）
岩手県下閉伊郡山田町船越大浦
岩手県下閉伊郡山田町船越大浦（小谷鳥地区）
岩手県釜石市鵜住居町
岩手県釜石市只越町
岩手県釜石市平田
岩手県釜石市唐丹町
岩手県上閉伊郡大槌町
岩手県上閉伊郡大槌町吉里吉里
岩手県宮古市
岩手県宮古市鍬ヶ崎
岩手県気仙郡住田町（陸前高田市から避難された方々）
岩手県遠野市雇用促進住宅（三陸沿岸の各被災地から避難された方々）
その他三陸沿岸各地区で自宅避難されている方々
３）学童・生徒への支援
多くの学童・生徒が被災しています。被災地復興には相当の時間を要すことは間違いなく、次の世代を担う彼らへの支援が不可欠です。
わたしが学校歯科医を担当する遠野市立遠野北小学校が大槌町立吉里吉里小学校と姉妹校提携を結び、長期に渡って支援していくことが決まりました。現在、大槌町立吉里吉里小学校（児童数１２７名）・大槌北小学校（１７４名）・安渡小学校（３９名）・赤浜小学校（１９名）の４つの小学校が、吉里吉里小学校の校舎を使用しています。遠野北小学校へ支援物資を届けることで、これらの小学校の児童を支援するルートを確立しました。
・これまでの主な支援先
陸前高田市立横田中学校（新品アルトリコーダー６０数本）（卓球用品一式３５名分）
■支援方法～支援物資を遠野市に集約
わたしの住む岩手県遠野市は、地理的に大船渡市・陸前高田市・釜石市・大槌町・山田町・宮古市へのハブになっています。弟が釜石市鵜住居（うのすまい）で被災したことをきっかけに被災現場をこの目で見て話を聞き、実際に支援物資の運搬を繰り返してきました。その上で確信したのは、支援物資を遠野市に集めて各被災地に輸送するのが、もっとも速く確実に支援する方法だということです。
■趣旨～「支援する側」と「支援を受ける側」を繋ぐ「顔が見える支援」
未曾有の大災害から復興するには、日本が一丸となり継続支援していく必要があります。支援が一時のブームで終わってしまっては意味がありません。わたしは「支援する側」と「支援を受ける側」を繋げることが継続支援につながると考えています。「支援する側」が一方的に支援し続けることは有り得ません。「支援する側」と「支援を受ける側」を繋げる形がどうしても必要です。大阪の畑中ふうさんからいただいた「顔が見える支援」という支援活動の趣旨にはそんな意味が込められています。
全国には「いつ届くか分からない義援金ではなく顔が見える支援がしたい」という方々が大勢いらっしゃいます。すべての報告まではかないませんが、支援活動の写真を随時公開することで「顔が見える支援」を作りたいと思います。同時に支援物資を受け取った方々からの御礼メッセージも随時公開していきます。
この支援活動はネット上のあるコミュニティでの呼びかけがきっかけでした。その後、コミュニティ外の方に送った１通のメールが瞬く間に拡散し、全国各地から数多くの支援の申し出をいただくようになりました。拡散し過ぎてチェーンメールと勘違いされたケースもあったほどです。
わたしはこの支援活動の中で自分の名前を出すつもりはありません。仮に何かで名前が必要になった場合�ﾍ匿名としています。
（例外として、匿名では支援を受け付けない場合はやむを得ず記名することがあります。また報道取材はその信憑性から匿名では受けられない事情があります。被災現場の現状を広く正確に発信することを優先する場合はやむを得ず実名で取材を受けることがあります。趣旨をご理解いただけたら幸いです）
最新情報とニーズの把握に努め、迅速に現場へ届けることを最優先しています。メールや電話などのご連絡に十分な時間が取れず、十分な返信ができないことを心よりお詫びします。多大なご支援をいただいているにも関わらず個別に御礼できないことをお許しください。
趣旨にご賛同いただける方は以下の住所宛に支援物資を送ってくださいますようお願いします。わたしがみなさんの代わりに責任を持ってそのすべてを現地に届けます。
■現場が必要としている支援物資の一覧
※随時更新していますので発送前に確認をお願いします。
■送付時のお願い
１）箱の底以外のすべての面に大きく品目をご記入ください（一目で分かるものは不要です）。
２）仕分けの手間を省くため、できるだけ箱単位でご協力ください（ひとつの箱には同じものだけを入れてください）。
３）新品未開封のものをお願いします。
■送付先
〒028-0517
岩手県遠野市上組町3-10 打越歯科医院
打越 岳（うちこし がく）
電話：090-6620-2239
※緊急の時以外はメールでのご連絡だと助かります。
■活動報告
活動報告は主にFacebookで行なっています。ご賛同いただける方からの友達申請は大歓迎です。
■ツイッターアカウント
ツイッターでも情報発信しています。ご賛同いただける方は是非フォローをお願いします。
@uchikoshiDENTAL
■外部リンク
K-SURFブログ（岩手県上閉伊郡大槌町吉里吉里のサーフショップ）
４月９日（土）に御礼メッセージをいただいています。
支援活動開始初期から継続支援していただいている畑中ふうさんとそのお仲間のみなさんから応援メッセージをいただいています。
２０１１年５月５日（木・祝）大阪府吹田市で、畑中ふうさんとお仲間のみなさんがこの支援活動のバックアップのためにチャリティイベントを開催してくださいました。
「岩手へのビタミン支援」として継続支援をしていただいている南かおりさんのブログです。
支援活動開始初期から毎日継続的にご支援をいただいています。
日本在住のフランス人ザビエル・カヤールさんと日本人の奥様が運営する日本支援サイト。孤立集落のための自家発電機やボランティアによる支援物資運搬をサポートするためのカーナビゲーションなどを遠野まで直接届けてくださいました。
遠野市を拠点とするボランティア団体。支援活動開始初期には被災地へ支援物資を運搬するサポートをいただきました。この団体のロゴやTシャツのデザインはわたしの従兄弟が担当しました。ちなみにわたしの医院のロゴも彼のデザインです。
継続的に被災地へ豆腐を届ける支援活動を行なっています。こちらから支援先の情報を提供して被災地と繋ぐことで継続的な支援をいただいています。
陸前高田市立第一中学校・陸前高田市立広田小学校・陸前高田市立米崎小学校・モビリア・スポーツセンターに1,000名分のパンをご支援いただきました。
■YouTubeでの津波被害の動画
津波の猛威は映像だけでも身震いします。悲惨な映像ですが現実を知っていただきたいのであえて掲載します。
■活動報告（随時更新）
被災現場や支援活動などの写真を公開しています。
以下のURLにアクセスし、ユーザ名とパスワードを入力してください。
ユーザ名：sanriku
パスワード：0313
※古いものから順に掲載していますので、ページをスクロールして一番下が最新のものになります。
※現在は「東日本大震災３」が最新報告となります。
※これらの写真アルバムには著作権・一部に肖像権があります。写真の無断使用・無断転載はくれぐれもお控えください。
※写真の使用を希望の場合は予めご連絡くださいますようお願いします。
■イベント報告
５月２９日（日）陸前高田市立第一中学校で行なわれた６００人のＢＢＱ大会はあいにくの雨天でしたが、震災後初の大イベントは無事成功いたしました！みなさんからの力強いご支援のお陰です。本当にありがとうございました。
当日の写真は以下からご覧いただくことができます。
ユーザ名：sanriku
パスワード：0313
http://gallery.me.com/uchikoshi/100788
復興支援チャリティライブ～がんばろう東北！『絆』in
織笠保育園
５月２９日（日）山田町織笠保育園でチャリティライヴを開催しました。出演は元オフコースのメンバー大間ジローさん（ドラマー）と清水仁さん（ベーシスト）、桜田まことさん（青森県十和田市のシンガーソングライター）。サプライズ・ゲストとしてあんべ光俊さんも駆け付けてくださいました。
感慨深い素晴しいライヴになりました。震災以来ずっと表情を失っていた山田町の方々の笑顔を見て心底そう思いました。
被災地では緊急性の高い衣食住の支援が行なわれていますが、それらを充足しただけではただ「生きている」だけに過ぎません。ひとは文化（音楽）に触れることで感情豊かな人間らしい生活を取り戻すことができると思います。今後も文化支援を続けていきたいと思います。
ライヴ会場は以下のGoogle Mapをご参照ください。
重ねてみなさまからのご支援に対し、岩手県民のひとりとして心より御礼申し上げます。
いつかまた、みんなが笑顔を取り戻せますように。
打越 岳
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打越 岳 Gaku Uchikoshi
E-Mail : uchikoshi@mac.com
Mobile : 090-6620-2239
支援活動（三陸支援プロジェクトNEXT）
http://ow.ly/4Wbld
打越歯科医院 Uchikoshi Dental
Office
〒028-0517 岩手県遠野市上組町3-10
http://homepage.mac.com/uchikoshi/
遠野フォトアルバム
http://ow.ly/4YYaW
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