2011年6月8日13時22分
東京電力は8日、福島第一原子力発電所の事故発生直後のモニタリングデータを公開していなかったことについて、調査結果を公表した。当時、記録のやりとりは手渡しやファクスで、混乱・人手不足により未送信や受信に気づかずに放置していたことがあったため、とした。
東電によると、未公表だったのは3月11〜25日の敷地内のモニタリングデータ。発電所から本店に送られ、ホームページで公表する。2分ごとに計測されていたデータを、通常ホームページでは10分おきに公表していたが、明確な基準がなく、10分間隔でよいと考え公表しなかったことも原因の一つだったという。