NHK兵庫県のニュース　神戸放送局

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加古川、がんと誤診し胃を切除

加古川市の県立加古川医療センターが、病理検査の標本を取り違え、男性の患者を誤ってがんと診断し、胃の３分の２を切除していたことがわかりました。
誤ってがんと診断されたのは、胃潰瘍のため加古川医療センターに入院していた加古川市の７３歳の男性です。
兵庫県によりますと、この男性は、胃がんと診断され、ことし３月、胃の３分の２を切除する手術を受けましたが、その後、切除した部分からがん組織が検出されなかったため、病理検査の標本を確認したところ担当した検査技師が、別のがん患者の男性のものと取り違えていたことがわかったということです。
男性の胃潰瘍は、手術の必要はなく、加古川医療センターは男性に謝罪し、検査技師３人を厳重に注意しました。
男性とは、示談の交渉を進めているということです。
兵庫県病院局は「あってはならないミスで、大変申し訳ない。今後、標本を複数で確認するなど、再発防止につとめたい」と話しています。

06月07日　18時36分

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