関西テレビ放送株式会社

７日午後、大阪府岸和田市で、男女３人が乗った車が歩行者の男性と接触してトラブルになり、男性をボンネットに乗せたまま走行し、振り落として逃げました。
警察によりますと、７日午後５時ごろ、岸和田市加守町の市道で歩いていた会社員の男性（２０）が、後ろから走ってきた車と接触し、運転していた男らと口論になりました。男らがその場から立ち去ろうとしたため、男性が車のボンネットにしがみつくと、そのまま走行し、およそ５０メートル先で男性を振り落とすと、東の方向へ逃走しました。男性は頭を打ち、軽傷です。目撃してた男性は「自宅の窓を開けてみたら、男性がしがみついて走っていた、大きな声を出してた」と、当時の様子について話しました。逃げたのは男２人と女１人の３人組で、いずれも２５歳から３０歳くらい、白い乗用車に乗っていたということで、警察は殺人未遂事件として調べています。

ことし３月、大阪府富田林市で金を奪おうとコンビニエンスストアに押し入り抵抗した店員をナイフで刺したとして無職の男が逮捕されました。
強盗殺人未遂などの疑いで逮捕されたのは、堺市中区に住む無職・北尾清容疑者５５です。北尾容疑者は今年３月、金を奪おうと富田林市のコンビニに押し入り抵抗した男性店員の胸などをナイフで刺した疑いが持たれています。北尾容疑者は何も取らずに逃走し、男性店員は軽傷でした。警察は防犯カメラの映像を解析し、北尾容疑者を割り出しました。調べに対して北尾容疑者は、「逃げようと思って刺した」と話し殺意については否認しています。周辺ではコンビニ強盗が数件起きていて、北尾容疑者とよく似た男が防犯カメラに映っていることから警察は余罪についても調べる方針です。

津波の恐ろしさを体験できる施設「津波・高潮ステーション」の来場者が東日本大震災以降、大幅に増えています。
7日も、地元・大阪の小学生が訪れ防災の知識を深めました。

大阪市西区にある「津波・高潮ステーション」は、府民の防災意識を高めようと大阪府がおととしオープンしました。
施設には、台風で被害を受けた大阪の街の様子を映像でみることができるほか、津波や高潮を防ぐ鉄の扉を実際に閉めることもできます。
また津波災害体感シアターでは、迫力のある映像や振動で津波の恐ろしさを体感することができます。
７日は、地元の小学生５０人が訪れ、東南海・南海地震が起きた際、最大で３メートルの津波が大阪を襲うことなどを学びました。
小学生は、「津波ってこわいと思った、南海・東南海地震に備えるためまず避難ということを知りました」と話していました。
東日本大震災以降、来場者は、大幅に増えていて先月は、前の年の２．３倍の３４００人が訪れました。
大阪府西大阪治水事務所は、「地震・津波がわが身と感じられて目的意識を持って来館する方々が増えている」と話していました。
また屋上にある畑では、小学生が、災害時の非常食となる「サツマイモ」の植え付けを体験しました。
団体の予約は、来月上旬までほば一杯ですが、個人は、予約せずに入場できます。

電話０６−６５４１−７７９９　１０時〜１６時　入場料無料　月曜日休館

７日未明、大阪市天王寺区のマンションの入口で男性が２人組の男らに羽交い絞めにされ財布を奪われました。その一部始終を防犯カメラが記録していました。

午前１時２０分頃、自宅マンションに帰宅する１人の男性。
すると、二人の男が男性の後を猛然と追いかけてきました。
その直後！男たちが突然男性を羽交い絞めにしました。
もみ合いになり、白っぽい服の男が男性のズボンのポケットを触っている様子も。その後、男らは走って逃げました。
事件があったのは、天王寺区南河堀町のマンションの入口で、７２歳の男性が２人組の男に襲われ、ズボンのポケットから現金およそ５万円が入った財布を盗まれました。
男性は財布を取り返そうとした際に転倒し、後頭部を打ちましたが軽傷です。男らは、年齢３０歳から４０歳くらいで、１人は白っぽい上着に黒っぽいズボン姿、もう一人は黒っぽいジャンパーと帽子をかぶっていて、いずれも自転車で逃走したということです。
警察は、強盗傷害事件として捜査しています。

大阪の写真家が東日本大震災の津波の傷跡を見つめた写真展が、大阪市内で開かれています。

土砂で埋もれた線路の上に横たわるクマのぬいぐるみ。
赤いぞうりをはいていた女の子は無事なのでしょうか。
写真家の長島義明さんが、４月下旬に被災地を回って撮った写真９０点が大阪市内で展示されています。
津波の傷跡を見つめることは被災地のためだけじゃないと長島さんは話します。
【長島義明さん】
「こういう光景を見た時に自分の家族とか子どもとかそういうことを考える。自分自身のことを震災を通じて考える材料にしてほしい」
長島さんは、これまで世界各地で「生きる」ということをテーマに写真を撮ってきました。
呆然となるばかりの光景を目にしながら、東北の人たちの人間味に魅了されたと言います。
写真展は、今月１９日まで開かれています。

「東日本大震災、津波　その傷跡」
ギャラリー陶音（大阪・西区）今月１９日まで（月曜休み）
06-6444-5141

大阪市内のマンションのエレベーターで、１０代の女性の口に指を突っ込んだとして、警察は、自称大学生の２１歳の男を逮捕しました。
周辺では、同様の犯行が相次いでいて、警察が関連を調べています。

暴行の疑いで逮捕されたのは、大阪市大正区に住む自称大学生・姫野翔容疑者（２１）です。
姫野容疑者は今月１日、大正区のマンションのエレベーター内で、１０代の女性の口に指を突っ込んだとされます。
女性にけがはありませんでした。
その後、警察が近くの防犯カメラの映像などを調べた結果、顔や服装から姫野容疑者を特定しました。
【記者】「姫野容疑者はこの辺りを歩いているところ警察に職務質問され、暴行の容疑を認めたということです」
大正区内では、小学生や中学生を含む１０代の女性が男に付きまとわれたり、「指をなめてくれ」と言われ、口に指を突っ込まれる事件が数件起きていて、警察は関連についても調べる方針です。

福島第一原発の事故を受けて、自然エネルギーへの注目が集まる中、大阪ガスは和歌山県にある風力発電所を買収すると発表しました。

大阪ガスが買収するのは、日本風力開発が所有する和歌山県由良町の風力発電所で、今年９月からの運転開始を目指して試運転が行われています。
発電容量は、５基あわせて１万キロワットで、一般家庭７２００世帯分の電力をまかなえるということです。
大阪ガスは、すでにとなりの広川町と高知県にあわせて３万６千キロワットの出力を持つ風力発電所を所有していて、「風力発電は太陽光発電にくらべてコストも低く、今回の買収は十分に採算が取れる」としています。
大阪ガスの子会社ガスアンドパワーの末澤徹取締役は、「大阪ガスグループの中で環境・非エネルギーにつきましては今後も拡大していく流れがある。環境というところでは、風力事業というのは大いに貢献するのではないか」と話しました。
太陽光や風力、水力など自然エネルギーによる発電量の割合は、現在、国内全体のわずか９％ほどに留まっています。
しかし、福島第一原発の事故を受けて菅総理が「２０２０年代に全体の２０％にする」という目標を掲げるなど、今後、国内での自然エネルギー事業の拡大が見込まれています。

福知山線の脱線事故で強制起訴された、ＪＲ西日本の歴代の３人の社長の公判前整理手続きが始まり、３人は無罪を主張することが明らかになりました。

ＪＲ西日本の歴代の社長・井手正敬被告（７６）南谷昌二郎被告（６９）、垣内剛被告（６７）の３人は、福知山線の脱線事故をめぐり、事故を予測できたのにＡＴＳ（自動列車停止装置）を設置させなかった、業務上過失致死傷の罪に問われています。
神戸地検は、３人について不起訴処分としましたが、検察審査会の議決で去年４月に強制起訴されました。
７日の公判前整理手続きで、３人は「事故は予見できなかった」などとして無罪を主張することが明らかになりました。
公判前整理手続きによって、旧経営陣の裁判に向けた動きが本格化しますが、初公判の期日はまだ決まっていません。

先月、神戸学院大学で起きたストーカー・殺人未遂事件を受けて、兵庫県警は県内の大学の職員や学生を招いて、学生の安全や防犯意識を高めるための会議を開きました。

兵庫県警で行われた「キャンパス・セーフティー・ネットワーク会議」には、県内の大学の学生や職員、警察官らが参加しました。
この会議は先月１７日、神戸学院大学でストーカー被害を訴えた女子大学生が、元交際相手の男に刺された事件を受けたものです。
大学側や警察も事前にこの男に対して、警戒していた中で事件は起こりました。
このため７日の会議では、学生自身による防犯対策の強化や、警察と大学や学生との情報共有の必要性について話し合われました。
兵庫県警察犯罪抑止対策統括官の甚田郁雄警視正は「大学生全体に情報が伝わっていない。警察が大学に情報提供した場合に、大学の方で学生に一早く、ネットワークを通じて情報を伝えて頂きたい」と話していました。
警察は今後、パソコンや携帯電話を駆使したサイバー犯罪対策室を強化し、大学や学生と情報を共有して犯罪抑止に務めたいとしています。

７日午前、大阪府枚方市の雑木林で、腹部に刃物が刺さった男性の遺体が見つかりました。警察は自殺と他殺の両面で捜査しています。

７日午前１０時過ぎ、枚方市を流れる淀川沿いの雑木林で、仰向けに倒れている男性の遺体を通りかかった男性が見つけました。通報を受け駆け付けた警察官が調べたところ、遺体の腹部には刃物が刺さっていました。遺体は黒っぽい長そでシャツに黒っぽいズボン姿で、白い靴を履いていました。調べによりますと遺体は腐乱が進んでいて、腹部以外に傷はなく争った形跡などはないということです。警察は男性の身元の確認を急ぐとともに、詳しい死因を調べるなど自殺と他殺の両面から捜査しています。

京都府宇治市の世界遺産・平等院で鳳凰像と同時代の青銅の塊が見つかりました。鳳凰像は境内の工房で作られた可能性が高まり、平安貴族の権勢をうかがわせる発見といえそうです。

鳳凰像と同時代のものと分かった青銅の塊は、１９５４年の改修で創建当時に作られた鳳凰像の尾の部分と一緒に見つかり、長らく保管されていました。今回の調査で、塊と尾の部分それぞれに含まれる成分が、同じであることが分かりました。完成部品で無い塊が見つかったことで、これまで京都で作られて平等院に運ばれたと考えられていた鳳凰像は、境内に銅を溶かす炉や工房を設置して、作られた可能性が高まりました。この発見は平等院を建立した藤原頼通の権力の大きさを物語るとともに、鳳凰像の製作過程を紐解く一歩となりそうです。

大阪市内のマンションのエレベーターで１０代の女性の口に指を突っ込んだとして、警察は自称大学生の２１歳の男を逮捕しました。

暴行の疑いで逮捕されたのは、大阪市大正区に住む自称大学生・姫野翔容疑者（２１）です。姫野容疑者は６月１日、大正区のマンションのエレベーター内で、１０代の女性の口に指を突っ込んだとされます。女性にけがはありませんでした。その後、警察が近くの防犯カメラの映像を調べた結果、顔や服装から姫野容疑者の存在が浮かび上がりました。大正区内では、男が「指をなめてくれ」と言って小学生の女の子の口に指を突っ込む事件が数件起きていて、姫野容疑者は一部容疑を認めているということです。

兵庫県太子町で７日朝、自転車で通学途中の女子中学生にトラックが接触し、転倒させて逃げました。警察はひき逃げ事件として調べています。

７日午前７時１０分ごろ、太子町福地の町道で、自転車で登校中の中学２年の女子生徒（１２）に、後ろから走ってきたトラックが接触しました。女子生徒は転倒しましたが、トラックは止まることなく走り去りました。女子生徒は通学用ヘルメットをかぶっていて、転倒の際にひじとひざを擦りむく軽いケガをしました。現場は見通しのよい直線道路で、自転車は道路の左端を走っていました。逃げたトラックは４トンぐらいの青いトラックだったということで、警察は逃げたトラックの特定を急いでいます。
【兵庫県たつの警察署　０７９１−６３−０１１０】

和歌山県太地町では、オーストラリアのブルーム町と姉妹都市提携を結んでことしで３０年となるのを記念して、ブルーム町長らが太地町を訪れました。

太地町では７日、ブルーム町との交流の歴史が展示された特別展が開かれました。１８００年代、太地町から真珠貝を取る潜水作業員が仕事を求めてブルーム町に渡ったのをきっかけに両町は３０年前から姉妹都市提携を結んでいました。しかし去年、太地町のイルカ漁を隠し撮りした映画「ザ・コーヴ」が上映されたことで、反捕鯨団体などからブルーム町には太地との姉妹提携をやめるよう１日５千通を超えるメールなどが届きました。これを受けブルーム町議会は姉妹都市提携を停止する議決をしましたが、その後、ブルームの住民らの抗議活動もありこの決定を撤回しています。
【ブルーム町長】「この関係は末永く続いていくもので、今回の一連の騒動があったことに対して遺憾に思います」
この特別展は今月３０日まで開かれています。

産業廃棄物の不法投棄を防ぐため京都府と滋賀県は７日、産業廃棄物を運搬する車両の検問を行ないました。

路上検問は京都市左京区の国道３６７号線の途中峠で、通行するトラックを両府県の職員が止めて、行われました。この検問は、６月の環境月間に合わせて京都府と滋賀県が合同で行ったもので、県境を越えて運ばれる産業廃棄物の実態を把握し、不法投棄を防ぐことが目的です。この日は、担当職員がトラックの積荷を目で確認したり、廃棄物の積み込み場所や持ち込み先などを確認する調査を行いました。不正軽油が燃料に使われていないかの抜き取り調査も同時に行われ、約２時間で検問を受けた２０台のうち、書類の不備で６台が行政指導を受けています。

コープこうべは被災地の農家を応援しようと、宮城県産の野菜の販売会を行っています。

神戸市東灘区の「コープこうべシーア」では、宮城県で採れたきゅうりやホウレンソウ、ネギが店頭に並びました。これは「コープこうべ」が交流のあった「みやぎ生協」と協力して、被災地の野菜を販売することによって農家を支援しようというものです。「“絆”フェア」と名づけられた販売会は兵庫県と大阪府のコープこうべの６０店舗で行われています。
買い物客は「協力しないとみんな買わなかったら困るでしょ」「本当なら被災地へ行きたいが、そうもいかないので、遠くで支援することにしようと思いました」と話し、野菜を手にしていました。この催しは月２回ほど行われる予定で、今後は仕入れる野菜の種類や量を増やしていきたいとしています。

関西大学レスリング部の元主将が、同じ学年の部員に熱したトングを押し付け、やけどを負わせたとして逮捕されました。

傷害の疑いで逮捕されたのは、関西大学レスリング部の元主将・濱田周平容疑者（２１）です。警察の調べによりますと、濱田容疑者は去年、大学の近くにある焼肉店で同級生の部員（２２）の腕に熱したトングを押し付け、やけどを負わせた疑いがもたれています。濱田容疑者は、部員が抵抗するなかトングを３回押し付けたということで、調べに対し「間違いありません」と話し、反省の言葉を口にしているということです。濱田容疑者と、元副主将の中村淳一容疑者（２１）は、この部員に対する恐喝や窃盗などの疑いで既に逮捕されていて、大学の調査でも日常的ないじめがあったことが分かっています。大学では今後、２人の処分を決めるとしています。