全裸シャワーシーンでは、水沢のムッチリとしたお尻と乳房、乳首がアップに。濃厚なベッドシーンには、熟女ならではの色香が漂う…。
注目の映画「やさしい手」は、突然蒸発した夫の借金を返すために、個室ビデオで男性客を手で慰める風俗アルバイトをする主婦の物語。
水沢は1972年に女優デビュー。95年に篠山紀信氏の撮影でヘアヌード写真集を出したが、映像作品でヌードを披露するのは初体験だ。サンケイスポーツのインタビューに応じた水沢は「胸は(若いころより)しぼんじゃってるし、色気もない。見せられるもんじゃないわねえ。こんなことなら、若いころにも映画で脱いでおくんだった」と照れくさそうに笑った。
本人は恐縮しまくり、自信なさげだが、今年57歳になるとは思えない肌のはりは見事。さらに、全編を通じ、年齢を経なければ表現できない人生の不条理や哀愁が漂う。孫の命を救うため、風俗バイトを始めた祖母を描き高い評価を受けた英仏合作映画「やわらかい手」(2007年、サム・ガルバルスキ監督)を思わせる出来映えだ。
水沢によると、実は出演オファーを受けたのは約3年前。当時は役柄やヌードに抵抗があり断り続けたというが、一転して、全てをさらけ出すきっかけを作ったのが、18年前に離婚した米国人実業家との間に生まれた長男、ジュリアン(24)だった。
ジュリアンは現在ニューヨーク大学大学院2年生で演劇を学ぶ学生。昨年5月、水沢が出演するべきかどうかを相談すると「女優なんだから、やれよ」と背中を押してくれたという。
ジュリアンはこのほど日本での俳優デビューが決定。良きライバルができた水沢の今後の女優業に注目だ。
(紙面から)