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味覚障害の予防法とは?
味覚障害はさまざまな原因で起こります。味覚障害を予防することはできるのでしょうか。実は味覚障害の70%ほどは体内の亜鉛が不足することによって引き起こされています。そこでふだんから亜鉛不足にならないように食事に気を配ることが、そのまま味覚障害の予防へとつながります。
亜鉛を多く含む食材としては、牡蠣、緑茶、抹茶、寒天、あまのり、ココア、カシューナッツ、干ししいたけ、ゴマ、アーモンド、イカ、小豆、湯葉、レバー、プロセスチーズなどがあげられます。この他、乳製品や野菜にも亜鉛を豊富に含むものがあります。
こうして亜鉛を多く含む食材を見ていると、どれも身近にあるものばかりだということに気がつきます。一方で味覚障害予防のために避けたい食材もあります。まず食材とは違いますが喫煙は百害あって一利なしですので止めた方が良いでしょう。加工食品やレトルト食品にはポリリン酸ナトリウムやフィチン酸などが含まれ ており、キレート効果などを起こすものが多いのでおすすめできません。また過度の飲酒はアルコールを分解する際に大量の亜鉛が使われるのでせっかく摂った亜鉛の量が低下してしまいます。ほどほどにしましょう。
厚生労働省では1日あたりの亜鉛の摂取量を、男性は11〜12mg、女性では9〜10mgと発表していますが、実際に食事でとれる亜鉛の量は6g程度だと言われています。つまり多くの人が亜鉛不足気味であるということになります。また仕事の関係で食事が外食ばかりになると、栄養のバランスも大きく崩れてしまいます。足りない亜鉛はサプリメントなどで補給するようにしましょう。なお亜鉛の許容上限は30mgとなっていますから、サプリメントの摂りすぎにも同時に気をつけましょう。