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【大リーグ】

松井、明日はわが身!? 不振クーズマノフにマイナー通告

2011年6月8日 紙面から

先発から外れ、ベンチで試合を見守るアスレチックス・松井=オリオールパークで(共同)

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 【ボルティモア穐村賢】明日はわが身か−。アスレチックスの松井秀喜外野手(36)は6日(日本時間7日)のオリオールズ戦を2試合連続で欠場した。チームは試合前には昨季の4番、ケビン・クーズマノフ三塁手(29)にマイナー行きを勧告。松井も驚いたショック療法も実らず、今季最多の7連敗を喫した。一方、オリオールズの上原浩治投手(35)は2点リードの8回から登板し、上位打線を3者凡退に抑える好投でチームの勝利に貢献した。

 試合前のクラブハウスに衝撃が走った。昨季チーム最多の16本塁打、同タイの71打点で、5日のレッドソックス戦でも本塁打を放ったクーズマノフが突然、マイナー通告を受けたのだ。全体練習前は特守を行うなど普段通り過ごしていた29歳は「驚いた。こんなことになるなんて」とショックがありあり。春季キャンプから仲の良かった松井も「びっくりした。最近バッティングがよかったような気がしたんで…」とさすがに驚きを隠せなかった。

 55番もうかうかしてはいられない。今季、クーズマノフは46試合で打率2割2分1厘、4本塁打、17打点。守備でもリーグ3位タイの9失策と精彩を欠いた。とはいえ、48試合で2割1分3厘、3本塁打、20打点のDHにとっては、ひとごととは思えない事態だ。相手先発が左腕だったこの日も欠場した。左腕が先発した試合でスタメン表に名を連ねたのは、降雨ノーゲームとなった5月11日のレンジャーズ戦(先発ハリソン)が最後。成立した試合では同2日のレンジャーズ戦(先発ホランド)までさかのぼる。徹底した方針に「仕方ない」と言うしかなかった。

 打席に立てずに、チームは負け続ける。「これだけ勝てないと、フラストレーションがたまる」という。それでも「何連敗?」と報道陣に逆取材し、笑顔で「誰のせいだよ」と精いっぱい明るく振る舞ってみせた。いつになったら、松井にも、チームにもトンネルの出口が見えてくるのか…。

 

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