先日、ノ・ムヒョン前大統領の49日の葬礼が故郷で大々的に行われたというニュースがありました。
そのニュースの記事を訳していると、葬礼にまつわる用語や儀式などの名称・呼び方が日本語とは思いのほか違っていたのです。
韓国語の単語の中には漢字語といわれる、漢字を韓国語読みにした言葉がたくさんあります。
漢字はもともと中国から朝鮮半島へ、そこから日本へ伝わったものということで、日本語とパターンが似ていて日本人にとっては覚えるのにかなり有利になってます。
さらに「工場」は「공장(コンジャン)」、「場面」は「장면(ジャンミョン)」というふうに、たいていひとつの漢字にひとつの読み方しかないので、その漢字の韓国語読みを覚えると、
ナント!日本語の漢字熟語を韓国語読みにするだけで韓国語単語の出来上がり〜っていうこともかなりあります。
だから「場」をジャン、「所」をソと読むって覚えたら「場所」は韓国語でジャンソだって連想できるんです。
しかーし!
この漢字語パターンにおんぶに抱っこで一刀両断すると、時々思わぬ落とし穴が・・・・
それが今回みたいなパターンですネ。
ちょっぴりご紹介します・・・・
추모객(チュモケク)―――韓国語で該当する漢字にすると「追慕客」。日本語では「弔問客」
안장식(アンジャンシク)−「安葬式」という漢字で表わされ、四十九日法要、納骨式にあたります。
영결식(ヨンギョルシク)−「詠訣式」と表され、これは「告別式」です。
분향(ブnヒャン)――――「焚香」と言えばもう簡単ですね。「焼香」のことです。
ちなみに
헌화(ホnファ)は「献花」、상주(サンジュ)は喪主で、これは日本語と同じでした。
この微妙な違い。宗教・宗派とかの違いもあるのかな・・・?
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