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【プロ野球】

阪神 非常事態!? 異例全員練習

2011年6月8日 紙面から

 借金「11」で最下位に低迷する阪神の真弓監督が7日、甲子園球場で異例の野手全員参加の指名練習を行った。前回の移動日となった2日は、先発投手陣以外で休日返上の練習を行ったのは金本だけだったが、この日は中継ぎ投手陣以外は全員が参加。金本、城島、桧山らベテラン陣に加え、ブラゼル、マートンの外国人勢も汗を流し、必死に現状打破を試みた。

 本拠地からの移動日は先発投手のみの指名練習が通例の真弓阪神で、ようやく危機感が行動に直結した。前夜は緊急コーチ会議を開いて緩みきっていた手綱を締めた指揮官。この日は自らバットを取り、前日のオリックス戦で失策を犯した柴田らにノックを続けた。さらに城島、金本、鳥谷、新井貴ら主力打者には、外野の約10本のポール間ダッシュというハードメニューが課された。左膝の不安から前日の試合を欠場した城島は「(走ることは)原点。僕は手術明けなんで、走れるときに走らないと」と、これを歓迎した。

 練習後、千葉への移動中も含めて、真弓監督は多くを語らなかった。それでも12打席無安打と再び不調に陥り、打線低迷の責任を背負う4番・新井貴に対しては、「4番のプレッシャー? 勝たなアカンやろ」とゲキを飛ばした。この悲壮感を打ち破るには、勝つしかない。 (宮崎厚志)

 

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